2014年のかわせひろし
昨年は、「宇宙犬ハッチー 銀河から来た友だち」発売で小説家デビューという、とてもめでたい年でしたが、今年は一転、とても苦しい年となりました。
昨年末から今年春にかけて、4本の作品を提出して、全滅したのです。
特に最後の一本が、想定外のボツの仕方。
この年になると、いろいろと経験を積んだ結果、だいぶ自分が見えてきます。正直、自分の好みを100%押し出して書くと、お客さんの密度が薄いところに行っちゃうなというのは分かってて。
個人出版では、むしろそういう人のいないところで書いた方がブルーオーシャンだよなと思うんだけれど、商業出版の場合、期待される売り上げが二桁は違うから、それはあまりいい策じゃない。
ただ100%マーケティングによる打算のみでは、機微が分からず質が高められないので、世間の好みと自分の好みと、どこか重なってないかと知恵を絞って書くわけです。
そうやって策を練ったものがこれ以上ないボツの仕方をしたので、すごい八方ふさがり感に悩まされるようになりました。好きに書いてもだめ、知恵を絞ってもだめ、何やっても結局だめなんじゃないかと、モチベーションがまったく上がらない状態。
年末までには提出しようとしていた作品が、結局年越ししちゃうんだけれど、取材を追加して遅れた分はいいとして、推敲で全然文章がひらめかなくて苦しんでるのは、テンション上がらないせいもあると思う。
何とか月刊を保っていた個人出版の「君の守護者」が、あおりを食って止まってて、ひたすら苦しいだけになっちゃってますし。
まずこれを何とかするのが、来年喫緊の課題です。
というわけで、なんだか景気悪い文になってしまいましたが。
年変わったら、気分も変えていきたいですね。
それでは皆さん、よいお年を。
| 固定リンク
「日記・つぶやき2014」カテゴリの記事
- 仕事納まらない(2014.12.28)
- 2014年のかわせひろし(2014.12.31)
- COP20とオーランチキチキ(2014.12.23)
- STAP細胞と常温核融合(2014.12.21)
- 今年が終わる(2014.12.20)
コメント