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2014/11/13

あしたのジョー2 その6

夜中にちょこっとずつ見ているジョーの感想。

第30話「偉大なるチャンピオン…ホセ」

感想を書くのが難しい回。何が起きるわけでもなく、ホセが不思議なボクサーだということを見せます。完璧な家庭人で、ボクサーらしくない。

でも、乗馬でジョーと張り合う様子に、その心の底には闘争心が眠っているのがうかがえます。

この回には、重要な伏線が登場。ホセの主治医、キニスキー氏が出てきます。パンチドランカーの専門家。

その直後にジョーの「どうにも身体が揺れてやがる。まだ馬に乗って突っ走ってるみてえだよ」というセリフ。冗談めかしてるけど、これは……!

第31話「Vサイン…その意味するものは」

明日の試合について、新聞記者に尋ねられたホセが、Vサイン。VはビクトリーのV、そして数字の2でもある。

当然みんな、ジョーの2ラウンドKO予告を思い出すわけですが、なんとそれは2ラウンドではなく、2発。相手に打たせておいて、反撃の2発で試合を決めてしまいました。

その後、雨の降り出した野外会場。みんな引き上げる中で、見詰め合う二人。ホセの「see you」という言葉で、心が通じます。see you。次は日本で。

ホセは静かな紳士で、心のうちをあまり表に出さないのですが、そうやって抑えているからこそ、ぽろっと出た時に、すごく印象深いんですよね。ホセかっこいい。

第32話「さらば…古き愛しきものたち」

幕間劇。新丹下ジム落成の話。

ハワイ帰りで新しいものを取り入れなくてはと力説するおっちゃん。昔騒ぎを起こして立てこもったビルに行って、昔を思い出してみたりするジョー。

ジム開きの日、「ジョー、とうとうわしたちもここまで来たぞ」と涙するおっちゃん。でもそうして新しい出発を力説しながら、夜、寝付けないジョーが元の橋の下のジムに戻ると、そこにおっちゃんが。

タイトル通りのいい話でした。

第33話「アメリカから来た13人目のキング!?」

気持ちはホセに向いちゃってるので、次の試合が決まっても、どうも乗り気になれないジョー。

しかし、その試合の勝者が、統一王者に挑戦する権利を得ると知って、がぜんやる気に。

お話としてはホセ戦に向かっているので、そこをどうやって盛り上げていくのかという回。大きな流れをどう作るのかに注目。

第34話「カードと共に散った…あいつ」

次期挑戦者の座を巡ってレオン・スマイリーと対決。前半は苦戦するも、後半盛り返して、判定勝ち。

試合後お互いを認め合う二人。けれど、スマイリーはその直後、車の事故で死亡。どこまでも続くジョーの死神っぷり。

第35話「チャンピオンは…ひとり」

ホセの統一戦に招待されたジョーと葉子。しかし、試合はホセ苦戦。あせるジョー。

でもそれは、ホセの高等テクニックゆえだった。パンチを受けているように見え、実は見切っていて芯は外し、数少ないパンチは強烈なコークスクリューブロー。あっさり逆転勝ち。

けれどその夜カジノで出会ったホセは浮かない顔。なぜなら対戦相手が亡くなったから。ジョーに劣らず、死神っぷり。そんな二人の対戦がやってくる。

ホセはほんとに寡黙で、それだけに一言に重みがあります。どんどん大きくなる存在感。

この辺りは基本、ホセ戦に向けての助走なので、スマイリー戦はそんなに盛り上がる感じではありません。とにかくこのあとどうなるか。

ただ、僕は最近「終わっちゃうよ病」をしばしば発症しています。楽しみに見ていたやつが残り少なくなってくると、どうしよう、終わっちゃうと物悲しくなるのです。

全47話だから、四分の三ぐらい来たことに。やばい、終わっちゃうよ。

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