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2014/10/16

「君の守護者」第8章

「君の守護者」第8章を追加しました。

リリの元へ行きたいと熱望するアトレ。ルーシアはそんなアトレにつてがあると告げるが、なかなかその後の連絡がない。

そんな時、ゴルディとの日課の朝のトレーニングをこなすアトレの元に、一人の男が訪れて……。

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アップしたあと、先日の月曜日のエルゴラを読んでいたら、サッカー本の特集ページがあったんですよ。サッカー本を作る記者さんとか編集者さんが、語っている対談。その中にこんな一文が。

中林「いまは、もう取次(出版社と書店の間に入って流通を管理する業者)には2カ月前ぐらいから仮タイトルと内容を提出しないといけないんですよ。さらに、類書も必須事項で書かないといけなくなっていて、『類書は何ですか?』ということと『その類書はどれだけ売れていますか?』というのをまとめて、2カ月前に提出です。『類書、ありません』というのは基本的にNGなんですよ」

川端「それじゃあ、新しい視点の本は作れない(笑)」

中林「僕は『今まで出ていないサッカー本』という視点で企画を作るので、『なんなんだろう、この本の類書って』と毎回悩みます…。しかも、2年以内に出ている類書なんですよ」

川端「そんなバカな…。『流行の本しか認めない』という感じかあ」

このあと、類書をでっちあげてでも新しいサッカー本を作ることにこだわるとまとめてたので、その意気やよしなのですが。

気分転換にサッカー新聞読んでたつもりだったのに、あまりに近いところの話題が出てきてドキッとしましたよ。どこも厳しいんだなあ。

これを読んで、自分が商業出版と個人出版の二足わらじで行こうとしているのは、間違いじゃないなという思いを新たにしました。

小説の場合、人気作家さんがいろんな出版社から本を出しているのを見れば分かるとおり、新人にも、同時並行でいろんなところに持ち込みするのが推奨されているのです。だから、どんどん原稿書いて、全部出版社に送った方がいいという考えもあるのですが。

こういう類書の売り上げとかを見るのは、事前に期待できる数字がほしいから。小説の場合、類書よりも作家本人の売り上げが、一番説得力があります。

そしたら、新人は大賞受賞作が即メガヒットしないと、次の本が出してもらえないことになっちゃう。

それほどじゃなくても「こういうのが売れるんですよ」と内容がよくある方に引っ張られてしまう可能性。いや、可能性じゃないや、もう漫画でも体験済み。

そう考えると、自分はこういう作品を書きますとプレゼンしたり、こういうのが面白いのではないかと実験したりする場として、個人出版はすごくありがたい。出版社も、その出来を見てからピックアップすればリスクを減らせて、双方にメリット。

「君の守護者」もちょっと実験が入ってて。

もしラノベとして考えるなら、多分この書き方はまずい。キャラクターの配置を見直すべきだし、何より視点が変わりすぎてる。意図的に、アトレとリリ、そして他の人の視点の間を行ったり来たりさせているので、展開が遅い。

でもそうして、みんなの心の内がしっかり伝わった状態の方が、山場が盛り上がるんじゃないかという狙いなのです。

あとはそこまで引っ張りきれるか、僕が読んでる人を惹き込む文章が書けるかの腕前の問題。がんばろう。

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