流れ星☆ぼくらの願いがかなうとき
流れ星☆ぼくらの願いがかなうとき (白矢三恵・著/うしろだ なぎさ・絵)を読みました!
ある日郵便受けを見ると、本が入ってるらしい封筒が一つ入ってたのです。
最近本を注文した記憶はないし、はて? と思ったら。
第31回福島正実記念SF童話大賞受賞作でした。
福島正実記念SF童話大賞と、僕が受賞したジュニア冒険小説大賞は、どちらも創作集団プロミネンスと岩崎書店が主催の、兄弟みたいな賞なのです。授賞式もいっしょです。そういうご縁で送られてきた模様。
野球少年のゆうが、夜、庭で練習していると、ゆっくり飛ぶ不思議な流れ星を見かけます。それに願い事をしたら、なんと少年の姿になって、願いをかなえに来てくれたというお話。
ライバル心と友情が、短いお話に上手く織り込まれています。流れ星のリュウセイ君とのやり取りが楽しい。さらりと読めて、心に残る読後感。面白かったです。
そして、さらっと読めた時に思ったこと。
児童文学は、童話から大人も読むようなファンタジー小説まで守備範囲が広いのですが、書く方からすると、長さの差が大きいのです。
福島賞の募集要項では、原稿用紙50から60枚。ジュニア冒険小説大賞は、150から200枚です。500枚までという賞もありますね。書き込める量が全然違ってくるので、ここは重要。最初にお話のイメージを固める時に、長さも合っていないと、間延びしたり窮屈になったりします。
実は僕には、前述の通り隣接する守備範囲内のジャンルのはずなのに、童話を書けるイメージが、さっぱりなかったのですが。
この本を読んでいるときに、漫画の読み切りを読んでいるような感覚がありました。スポーツものだからでしょうか。スポーツ漫画好きなんですよね。
漫画の読み切りと考えたら上手くいきそうです。そう感じられたのが、個人的には収穫でした(^^)/
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