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2014/06/05

月刊群雛6月号

月刊群雛6月号が発売されています。

今月の巻頭寄稿は堀正岳さん。ライフタイル、ガジェット、ITについて幅広く執筆されている著名ブロガーで、本業は北極における気候変動を研究する研究者だそうです。そっちの話も興味ありますね。

寄稿のタイトルは「ウェブ時代の書き手に必要な3つの逆転」。アメリカのプロブロガーの人を例に、ウェブ時代のコンテンツ制作における、逆転の考え方を紹介しています。ちなみにいつもの通り、無料サンプルでも読めます。

逆転と言うだけあって、度胸のいる提言です。まずその一が「読者を減らす」。

テーマを絞り込んで、お客さんが選びやすくする。むしろお客さんが少ないニッチなマーケットを狙う。

これが一番度胸がいりますよね。お客さんを絞り込むのは怖い。手広くやっても儲からないのに、絞り込んで上手くいくなんて、ふつうは思えない。

でもこれは成功の秘訣として、他でも言われていることなので、覚悟を決めなきゃいけないんだろうなーと思います。

二つ目が「価値あるものを、無料で与える」。

儲けようとけちけちしないで、無料で出してしまいなさい。読者が集まり信頼関係ができれば、一部高額にしても、それを買って支えてくれます、という話。

一見ドキッとするけれど、でも作家の場合、自然とそうなっているような気がします。漫画家さんやイラストレーターさんで、twitterとかpixivにぽんぽん落書きあげてる人がいるけれど、あれの量を増やせばいいんですよね。

僕もこのブログを毎日書いているから、プロの物書きとしての分より、こっちの方が多いですしね。価値があるのかが問題だけど(^^;;)

作家になるような人は、儲けたいより書いたのを見てほしいが原点だから、「今書いている作品」をただで出せと言われるとドキッとするけど、昔のやつとか落書き雑文だったら、そんなに抵抗感ないような気がします。

三つ目が「ジャンルに向けて書かない」。

書く人がこれだけたくさんいると、差を出すのが難しい。そこであえて、二つのジャンルをまたがるような書き方はどうかという話。人間誰しも、いくつかのグループに所属しているはずだから。

ジャンルの真ん中じゃなくて、他と重なっている狭いところを狙うという点では、一番目の話ともつながりますね。

これは、むしろ書けと言われても、気がつけばはみ出している僕としては、勇気づけられる提言でした。

漫画好きと言いながらオタク本流じゃなかったし、SF好きと言いながらやっぱり本流じゃないし、児童文学も打ち合わせしながら「やっべー、またはみ出してるな……」と思うんですよ。

それを生かせと言われたら、とても気が楽。何とかうまくはまる形を探そう。

ということで、勇気づけられて執筆に戻ります。

はみ出したやつ、群雛に出そうかな。

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