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2014/05/31

ネットの時代の適者生存

「DLだと制作費全部赤字。CD買ってほしい」 スガシカオが明かすミュージシャンの厳しい現状:J-CASTニュース 出版もそうだけど、理由があってそうなってるのに、そこに対応しないんじゃ苦しくなって当然だ。

本でも、アマゾンではなく書店でとか、そういう話が流れてるけど、システムの不備をファンの善意でカバーしてもらうんじゃだめだ。善意と善意のやり取りで、クリエイターとファンがつながれるようになれば素敵だとは思うけど、それはこういう形じゃない。長続きしない。

作業中にBGMで音楽番組かけてるけど、楽曲の質はずっと上がってると思うんだよね。ミュージシャンががんばってるのにそれが売れてないとしたら、売り方、流通の問題。ネットの影響はまさにそこに出るので、どうプラスに利用するのか。それは出版も同じ。

ミュージシャンのスガシカオさんが、ツイッター上でファンからの問いかけに対し、ダウンロードだと赤字になるからCD買ってほしいと訴えたという話なんですけど。

音楽ビジネスの細かいところを知らないので、何でダウンロードだと赤字なのか分からないのですが。

まず思ったのは、ダウンロードの採算性が悪く赤字だというなら、適切な値付けを何でしないのかなということで。

逆に、ダウンロードして聞く場合、作りこんだ音は聞き分けられるのか、無駄な手間かけてコスト上がってるんじゃないのか、ということも考えた。

これ、情報流通の話だから、出版も同じ問題かかえてるんですよね。だからけっこう他人事じゃない。

電子書籍より紙の本の方がいいんだ、だってそっちの方が素敵じゃないか、と言う人がいますが、じゃあ通勤電車でみんなスマホ眺めてて、紙の本や雑誌の売り上げがずーっと下がってるのにはどう対応するのだろうとか。

あと、ツイッター上で、業界の裏事情、売り上げ速報データはアマゾンじゃなくて書店で取ってて、初動でその後が出るか決まっちゃうから、本屋さんで買ってください、みたいな訴えが流れてるけど、それは本当の需要を読み取れない観測システムの不備なので、業界側が直すべきであって、お客さんに頼む筋の話じゃないなあとか。

似た状態ですよね。

環境に適応した者が生き残るのが世の理なので、こんなことしてる業界が苦しいのは当然だと思うのです。

音楽自体は、作業BGMで音楽番組をずっとかけていて、懐かしソングみたいな番組もかかるけど、昔より今の方が質は上だと思います。

ずっとさかのぼると、沢田研二とか山本リンダとか、今はなかなか見ない濃い色気を押し出した歌手のヒットソングがあって、今聞いてむしろかっこいいと思ったりしますが。

一番思い出補正がかかるはずの、青春の80年代後半から90年代前半辺りには、J-POPとか今の音楽の土台ができてるから、そんなにコンセプトの違いがない。すると、今の方が楽曲のアベレージとしては上かなあと感じるのです。

バブルっぽいTV局主導の悪ノリみたいな曲がかかると、むしろ昔はひどいと思うぐらいですよ。「H Jungle with t」とか、浜ちゃん音痴すぎてチャンネル変えたくなるもんね。ああいう質よりコネみたいな感覚が、今でも音楽の足を引っぱってる気がする。

小説でも漫画でも音楽でも、ずーっと競争があるから作り手の質は高い。だけど世の変化に対応できず売り上げは下がってる。しかも作り手個人では大きすぎる、システム全体の問題。でも諦めたらそこで試合終了だから、何とかするしかない。

そういう点でミュージシャンの人にはすごくシンパシーを感じてて、がんばってほしいなあと思ってるのです。

僕も適応しないと。がんばろう。

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