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2014/04/16

あした地球がおわる

あした地球がおわる (後藤みわこ・著)を読みました!

月に小惑星が当たって破片が地球に落下、それに戦略ミサイルの自動報復システムが誤反応したようで、全世界的な大被害に。一夜明けると、主人公と友達は、どうやら親も周りの大人も死んでいて、子供だけで取り残されてしまった……というところから始まるお話。

切羽詰った緊張感の中、子供たちの心の奥底が暴かれて、はらはらしながら読みました。面白かったです!

このあいだ図書館で児童書を眺めていた時に、「あ、SFだ!」と借りたのです。後藤先生は創作集団プロミネンスの会長さんで、先日の茶話会の時には、いろいろと貴重なお話をうかがいました。

茶話会は、プロミネンスのキャリアの浅い作家のお悩み相談室でした。僕の現在の問題点の一つが、児童文学に来たはいいけれど、五里夢中な感じで俯瞰できていないこと。

漫画の場合は長くやってただけに、ここならこう、ここならこんな感じという暗黙のコンセンサスについて目安がつけられるんですが、それが児童文学ではさっぱり。

それを解消するには、まず単純に持ってる情報量が少ないよなと、図書館の棚を端から眺めていたのでした。

児童書って、見ていると守備範囲がとても広いですね。獣の奏者とか、むしろ内容は大人の本じゃないかと思うんだけど、ファンタジー=児童書という感じで本棚に並んでる。

そういう大人も読む本がある一方で、小学校低学年向けには思い切って描写を簡潔にしないといけなかったり。一つの書き方では全域をカバーできないというのは、他のジャンルにはない特徴だなあと思います。

こちらの本と一緒に借りたやつが、主人公が小学校二年生で対象もそれぐらいで、字はさらに大きく文体も簡潔。さすがにそこまで行くと、大人が楽しく読むのは難しい。このグレードに書くとしたらどうしよう。

読みながら、いろいろ考えているところです。

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コメント

かわせ先生♪こんばんは
『児童書』って幅広いんですね
そういえばこの間、何気に買った小説の単行本がヤングアダルト向けだったのにはびっくりしました…そんなジャンルがあるなんて知らなかったので(//∀//)

かわせ先生がいろんなジャンルで活躍できることを応援してますので いろんなことにチャレンジしてくださいませ!!

ではでは

投稿: さとみっくす | 2014/04/16 22:03

そうなんですよ、そういうジャンルもあるんです、ヤングアダルト。ライトノベルとはまた別物の扱いなんですよね。

なので、児童文学作家と言われる人たちの書く物は、年齢下から、童話、児童文学、ヤングアダルト、全年齢でファンタジー。さらに児童向けの小説で、ハードカバーの本と文庫本では書き方違うよとアドバイスされました。なかなか大変そうです(^^;;)

投稿: かわせ | 2014/04/16 23:28

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