物語ること、生きること
物語ること、生きること (上橋菜穂子 構成・文 滝晴巳)を読みました!
精霊の守人、獣の奏者でおなじみの上橋先生の、自分語り。
よくされる「どうやったら作家になれますか」という問いに、答えるための本だそうです。
でもハウツー本ではなくて、それこそタイトルのように、物語ることが生きることと不可分だった自分について語っています。
小さいころから色んな物に入り込んでしまう子供だったこと。憧れの作家にイギリスであったこと。作家の夢も研究者の夢も一度はあきらめかけたこと。学び研究してきたことが、どう作品に影響しているか。
自分の体験を語りながら、昔の自分のように作家になりたいと願っている子供たちに、とにかく書きなさいと背中を押してくれる、とてもいい本でした。
ただ、僕は一応作家にはなったので、目下の問題は、ここからどうやって次を出して生き延びるのかということなのです。上橋先生って筆なりに書いてああなってるのかなあ。気になる。
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