横断幕問題と浦和戦
本日水曜日はナビスコ杯浦和戦です。
浦和といえば「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕を掲出していた問題で、該当サポーターグループは入場禁止、次のホーム清水戦が無観客試合のペナルティで赤字転落の危機、そして浦和サポは今シーズン、よそでも横断幕やゲーフラ等を出さないそうです。
旗も何もないアウェイゴール裏になるのか。寂しい風景だなあ。
処分は、チュンソン君に対する在日差別と取られたからです。チュンソン君の獲得にはサポーターから異論が出ていたそう。野次もあったとか。
まあ、また元広島!? とか、チュンソン君自信がサポーターに愛されづらい移籍パターンを繰り返してたりとか、そう単純な話ではないと思いますが。
掲示した本人は、そのつもりではなく、自分達の縄張りに外国人の観客が入ってくるのがいやだったと言っているようです。
横断幕がピッチに向けてではなく出入り口に掲げていたことを考えると、言い訳ではなく本当の可能性もありますが、どちらにしろ問題です。チケットを買った人は平等に試合を見る権利があります。そして、じゃあお前らは場所を占有する権利をどこから買ったんだという話です。
サポーターグループがいい場所とって、応援をリードする場合、「僭越ながら音頭を取らせていただきます!」「いえいえ、いつも頑張って下さってるんで。こちらこそよろしくお願いします!」という、謙遜と感謝の関係ができていれば理想。
「何勝手に威張ってんだよ!」「あ゛? うるせえな、文句あるならぶん殴るぞ!」という不満と恫喝の関係だと最悪。評判見てる感じではこちらっぽい。
そしてこの事件をもって、「ほら、やっぱり浦和サポは」という話をするのは、嫌いな存在の一部を持って全体を貶め、自分が上に立った気分になるという点で、人種差別と同じ構造だからよくない。
だいたい「柏サポは……」と言われて嫌な気分になったこともありますしねえ。
人がたくさん集まれば、いい人もいれば悪い人もいるのは、当たり前のことなのです。
ただ、悪い部分を増長させる雰囲気を、クラブがある意味メッセージとして発信してしまっている場合もあり。今回教訓があるとしたらその部分。
処分が重かったのも累積警告の部分があって、以前のトラブル時にきちんと対処していなかったから、というのがあるそうです。
他にもあるよね、そういうクラブ。当事者意識あるのかな。
あと、もう少し広い範囲で言うと、スタジアムで何を売っていると思っているのかという問題があると思います。
僕は「観戦体験」を売っているんだと思うのですが、そこまで踏み込んでいるクラブはそう多くないように見えます。
勝つことがクラブの目標になってはいけないのです。現場の選手指導者は試合に勝つことがゴールですが、クラブは「サッカーを主体としたイベントを提供する会社」として経営しているのだから、「見に来たお客さんが楽しかったと言って帰る」のがゴールです。負けた試合を楽しいと思うのは難しいから勝った方がいいわけで。
試合に勝ってもスタジアムの雰囲気がぎすぎすしていて、嫌な思い、怖い思いをしたりしてライト層の足が遠のくのであれば、それはクラブにとっては勝利ではないのです。そういう状態だと、勝てなくなるとすぐお客さんが減る。
理想は、試合に負けても応援しがいを感じられて、次がんばるぞと前向きな気持ちになれる状態。応援すること自体が楽しい状態。
2006年、一心同体を掲げ、試合に負けても下を向くなと鼓舞するサポーターの、ほんとに末席だけど一部であることは、すごく誇らしかった。体験したうちでは、あれが最高の状態でした。
最近はたまに、「応援するのはサポーターの義務」というメッセージを感じる時があって、ちょっと心配。全然問題になるレベルではないんだけど、こういう事件が起きたのを契機に総点検して、小さな芽のうちに摘んでほしいなと思います。
あと最後に、横断幕問題とは全然無関係に。
とにかく勝ってほしいのです!! 3試合分ダメージ受けた感じだったんですよ!!
がんばってー!!
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