読者サービスと媚び
昨日の続きで。
みんなで話しながら仕事していると、あの人はこんな所を重視してものを見ているんだとか、僕はここを見てるけど、他の人は見ていないんだとか、みんなの好みが見えてきます。
若い時は自分の感覚が絶対で、自分の物差しだけで評価して語っていたけど、こういう経験を積んでくると、人の好みはばらばらなんだからどの作品も尊重しないといけないなあ、という気持ちになってくるのです。
ただここで難しくなってくるのが、「売れる」ということと、どう折り合いをつけるのかということです。
人の好みはばらばらでも、均等に散らばっているわけではなく濃淡があるので、売れ方が異なる。
ある意味多数決なわけですが、その決を絶対正義としていいのか。少数派は屈服させるべきなのか。
また、よく読者のことを考えてと言うけれど、この時の「読者」はこの多数決で作られたイメージで。
読者への配慮になるのか、媚びになるのかは難しいところ。
おしゃべりに例えてみると分かりやすい問題です。
今の仕事場はサッカー好きな人が多いので、この間のフォルランC大坂加入で盛り上がったけれど、そうじゃないところではしゃいでたら浮きます。話題は場を見て考えないと。
逆の立場で言うと、盛り上がってるところにサッカーよく知らない人が話題に入ろうとして、知ったかぶりされたらしらけます。
でも、詳しくない人でも、うまく会話の流れに溶け込むこともあり。単純ではないのです。
作品の題材選びにも、そういうところがあると思います。
好きで読む人はそのジャンルに精通しているのだから、半端なもの出したら嫌われる。自分も、そういうの読みたくないし。
僕は、自分の好みが多数決で一番になるタイプではないのだなという自覚があるので、売れ線追って媚びになるのが怖い。
うまい具合に、僕の詳しいところと読者のほしいところの接点を探したいです。
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