海が吸収
今日見たニュース。
地球温暖化の熱、海が吸収か…東大チーム発表
20世紀後半から上昇していた地球全体の平均気温が、今世紀に入ってほぼ横ばいとなっているのは、海洋の深層部が熱を吸収しているためという研究成果を、東京大学大気海洋研究所の渡部(わたなべ)雅浩准教授(気候変動論)らのチームが発表した。
横ばい状態は一時的なもので、温暖化は着実に進行していると考えられるという。研究成果は、米国の地球物理学連合誌に掲載された。
2001~10年の地球の平均気温は、1961~90年の平均に比べ約0・5度高い。だが、2001年からの10年間の気温上昇は0・03度にとどまっている。なぜ上昇幅が小さくなっているのかはよく分かっておらず、温暖化自体への疑問の声も上がっていた。
渡部准教授らは、観測データを基にコンピューターで試算。その結果、最近10~20年間は、海面下約700メートルよりも深い層で熱の吸収が強まっている可能性が高いことが分かったという。渡部准教授は「約10年間隔で起きる海洋循環の変化が影響しているようだ。今後、再び気温上昇が始まる可能性が高い」と話している。
読売新聞13/7/23
この間、温暖化で違う記事を書いたようなと思いだしたのがこちら。
大気中に漂う硫酸塩エアロゾルが太陽光を弱めているからではという説。簡単に言うとPM2.5ががんばっているという話なので、それは嫌だなあと思ったのでした。
こっちの説も嫌なのが、深海の温度が上がると、凍っているメタンハイドレートが溶け出すかもしれないということ。
メタンは二酸化炭素の20倍もの温暖化効果を持つそうで、それが大気中に出てっちゃったら温暖化が加速。過去の地球でそれが起きて、台風の風速が300m/sにもなるものすごい気候変動が起きたという科学番組を見たのです。びくびく。
僕の場合だいたい、このまま行くと未来はどうなるのかなというSF的興味でこの手のニュースを追ってるのですが。
最近ものすごいゲリラ豪雨が襲ってくるのも、大気中の熱エネルギーが増えてることと無縁ではないような気がするし、SFではない身近な話になったらいやだなあ。
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