21世紀空想科学小説
岩崎書店より、子供向けのSFシリーズが刊行されます。21世紀空想科学小説。全10巻の予定で、アマゾンで四冊が予約受付中。
内容紹介より、シリーズの説明。
このシリーズは、日本SF作家クラブ創立50周年を記念して、日本SF作家クラブと岩崎書店のコラボレーションによって刊行するものです。
今の SF作家・SFファンが子どもだった頃、アーサー・クラークやジュール・ヴェルヌ、ウェールズ、小松左京や星新一、眉村卓らのSFに心躍らせて育ちまし た。その後、科学はめざましく発達したにもかかわらず、それらを踏まえたSFが子どもに向けてあまり書かれていません。「福島正実記念SF童話賞」を長年 主催してきており、子ども向けSFを一つの柱としてきた岩崎書店として、今こそ届けたい「新作のSF入門シリーズ」です。
授賞式の祝辞で、東野司先生がこのシリーズの刊行について触れてらしたのです。すっごくわくわくしました!
僕がSFにはまった小学生のころ、岩崎書店のSFシリーズを読んでいて、それがあったので子供向けのSFを書いて岩崎書店の賞に応募して、そこで賞をいただいた時に新しい子供向けSFシリーズの刊行を知るという。
創作は決して全てを自分で発明するわけではなく、それまでの読書体験が自分の中で混じり合って個性として吐き出されるのです。それはどこか生命の進化に似ています。親のDNAが混じり合い子が生まれ、また混じり合って次の世代へ。どんどん受け渡されていく。
僕は描いた漫画も子供向けだったので、子供の時に感じた面白さを今の味付けにして手渡すんだという意識を強く持っています。この企画は紹介文にあるようにまさにその流れです。
ぜひ当たって、子供たちにSFの面白さを伝えて欲しいなあ。期待大。
そして僕もがんばろう。
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コメント
本日は7月3日ですね。
それで高校の同級生に「ナミ」さんという人がいてその人は
7月3日生まれということを思い出しました。こっちのナミちゃんも今日・・・?
余談ですがSFの父ジュール・ヴェルヌは放蕩者の息子ミシェルに悩ませられたり、精神病の甥、ガストンに撃たれて半身不随で晩年を過ごす事になったと凄惨な人生を送ったそうですよ(--)
(最近伝記読みました)
投稿: みゅー | 2013/07/03 20:37
7/3は考えていませんでしたー。ナミちゃんは平凡な幸せをつかんでほしいとつけられた名前です。何でそんなことになったのかはお話し考えてあるんだけど、さて描く暇はあるでしょうか(^^;;)
ジュール・ヴェルヌはそうだったんですか。海底二万里を子供のころにわくわくしながら読みました。
投稿: かわせ | 2013/07/04 04:57