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2013/05/13

先週の雑感記 気がつけばここまで

ナベ先生のお手伝いで、あちらの仕事場にお邪魔していた先週。

向こうで仕事するのは久しぶりです。

在宅で宿題、向こうに行って仕上げのリズムは懐かしいですね。現在は宿題こなし中。

ナベ先生の今回のプロジェクトは、向こうのビジネスパートナーの人たちと進めていて。

去年そのパートナーの人に人手がいるからと誘われたけど、作家としては諦めてビジネスの形で漫画に関われば? という話だったので、筆を折りたくなかった僕は、今まで通りアシスタントでお願いしますと企画からは一歩引いてて。(直後に受賞のお知らせが来た)

なので細かいことは知らなくて、今回現場に行ったら、ナベ先生は思った以上に大忙しでした。特典とか、いろいろ企画があるもんねえ。

そんな感じで新しい仕事をしてみて感じたことが今週のお題。

気がつけばここまで来ている。

懐かしいなと感じながら、ふと思ったのは。

シェルクンチクを手伝ってたあのころ、世は大河ドラマで坂本龍馬ブームに沸いていて。いろんな著名人が今こそ維新だ、俺が龍馬だとブームに乗っかってた。今となっては「平成維新の会って何が維新なの」という感じですけれども。

そんな時に来るぞ来るぞと噂されてた出版界の黒船、電子書籍。出版にも維新が起きるのか。

しかしあのころの仕事場で、ナベ先生と言ってたのは「龍馬だと死んじゃうから、明治政府でほどほどの地位について平穏無事に天寿を全うした人がいいなあ」という、後から乗っかりたい発言でした。

電子書籍のニュースを追って、ここに記事を書いたりしてましたが。

「今あるいろんな制限を外して、自分が面白いと思うお話を思う存分追及できる環境が来るのではないか」という期待が一番で、革命の最前線に立ちたいとか、そういう勇ましい気持ちはあまりなかったのです。

基本、のんきに生きてたい人なので。

けれどそこから時がたち、気がつくと。

昔お手伝いした出口竜正先生はJコミの人で。

同僚だった佐々木少年先生は星海社でweb連載していて。

ナベ先生の兄弟子にあたる佐佐木あつし先生は会社を設立して、ネット事業にも乗り出し。

そして師匠ナベ先生は、自前HPで出版に挑戦。

僕も、小説の方の出版事情が分かってきたら「普通にやったらなかなか次はなさそうだし、KDPもやんなくちゃ」という感じになってるところです。アメリカからの返事はまだかなー。

身の回りの結構近いところでもこれだけの動きが。流れがここまで来たんだなあと、しみじみ思いました。

出版の三層構造。

そんな大忙しのナベ先生を見ていて思ったのは。

出版は三層構造になるのかなということ。

一つ目は従来の出版社を通す出版。

あのころは黒船来て壊滅するんじゃないかという勢いでしたが、アメリカ見ても、まあそこまでじゃないですよね。

ぶっちゃけ作家の側からすると、描く以外のことを全部やってくれるというのは、とてもラクチンです。それに作品を大きく育てることもできるし。

さらに漫画では特に、雑誌というプラットフォームの優位性は大きいです。人気作目当てのお客さんに、新しい漫画をプレゼンして、次の人気作を育てられる。

電子書籍にも少しずつ対応してくんだろうなと思います。佐々木少年先生が今ここ。

ただ、もう明らかに時間つぶし需要がゲームやらSNSやらに取られて減った分は帰ってこないので、今まで通りは難しい。他の国に比べて日本は本や雑誌が売れていて、その分単価が安かったので、部数の採算ラインも高い。

そうなると、どうしても描けるものが影響されちゃうし、描かせてもらえる人も絞られるんだよなあということで、次のパターン。

二つ目が、従来の出版=マスメディアに対して、ミドルメディアという考え方。ネットを使って、少人数で仕掛ける。読者のターゲットも絞り込む。

中でも過去の作品がある作家さんは、自分の読者をもう持ってるわけだから、ここで勝負できるのではないか。ナベ先生の今回のプロジェクトがこれ。

Jコミは過去作品のアーカイブから始まったけど、そこを現在につなげる部分は、どう考えているのかな。

三つ目がKDPとかの個人出版。とりあえず一人でできることをやる。

以前だと、同人誌と商業出版は流通経路が違うのでわりとはっきり別物だったけれど、ネットで境目が崩れてきた。

小説の方で聞いた話では、出版の枠が限られていて、無名の新人は原稿書いてもなかなか本にならないということだったので、こっちに流れてくる人が結構出てくるんじゃないかな。ということで僕も本にならなかったやつは出しちゃおうかなと。

アメリカの例も、出版社に断られたやつを出したというパターンが多かったですし。

個人でやれることは限られているので、大規模にはできない。いきなりそれで飯を食うのは難しいだろう。でもそもそも本なんて無くても生きていける類の物なので、「みんなにも教えたい!」と口コミ発生するぐらい面白い物作るつもりじゃなきゃ、だめなんですよね。

こういう三層構造になるのかなあと思ったのでした。

僕は主に3で、採用されれば1になる立ち位置ですよ。がんばろう。

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