vsG大阪 4年後の栄冠、そしてACLへ
四年前のあの日のことは、今でも鮮明に覚えている。
夕暮れ迫る国立競技場。
あの日僕らは、石崎監督とのお別れを、勝利で飾ることはできなかった。
それから四年、また迎えた決勝の舞台。相手ははかったかのように、同じG大阪。
四年前、僕らは一点に泣いた。
四年後、先制点を入れたのはウチだ。ワグネルさんのCKを渡部君が決めた。
なかなか上手くいかなかったリーグ戦を引きずるように、天皇杯も順調だったとは言えない。レアンドロさんは決勝まで使えなかった。出場停止もあった。怪我人も出て、ベンチ入りメンバーが足りなくなったりもした。
この日も、守備の要近藤君を欠き、エースストライカー工藤君は出場停止だった。
でも、チームは、その苦しい中で、一丸となって戦った。苦しかったからこそ、シーズンの最後の最後で、そこを越えようともがいた成果が出ているようだった。
渡部君の活躍は象徴的だ。
昨年J2栃木へ武者修行に行き、レギュラーとして活躍、経験を積み満を持しての復帰。しかし、試合になかなか出られなかった。
そんな中でも、腐らず力を蓄えていたのだろう。先制点だけではない。守備でも、G大阪の得点源レアンドロ選手に厳しく当り、中央をしっかりと締めた。一見押し込まれる苦しい展開だったが、中でやられていなかったので、守備は安定していた。
試合終了のホイッスルが鳴った時、渡部君は両の拳を握り締め、ピッチにうずくまった。
あの日と違う涙が、こみ上げてきた。
第92回天皇杯決勝、vsG大阪は1-0!!!!
天皇杯優勝おめでとう!!!!
さあ今年も行くぞ、ACL!!!!
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