今週の雑感記 かぜっぴき
せっかくしつこかったのど風邪が完治したと思ったら、今度は別の風邪をもらったらしく。
昨日仕事から帰ってきたら、急速に悪化して、今日は寝込んでました。
熱は下がったみたいだけど、まだ食欲は戻らず。
というわけで、ブログは書きだめてあった分だけで短め。
出版サービス業。
Random House、電子書籍専門3レーベルを立ち上げ――ターゲットは自主出版著者か
米大手出版社のRandom Houseは電子出版専門の3レーベル立ち上げることを発表。付随的なサービスを手厚くすることで、著者にアピールしている。
[Paul Biba,Good e-Reader Blog]
電子出版が一般化しつつある中、米大手出版社のRandom Houseは電子出版専門の3レーベル立ち上げることを発表した。ミステリーとサスペンスに集中する「ALIBI」、SFとファンタジーに集中する「HYDRA」、ヤングアダルトとカレッジ世代のニューアダルト読者層向けの「FLIRT」がその3レーベルだ。同社はすでに電子出版専門でロマンスを扱う「LOVESWEPT」も抱えており、このレーベルも拡大予定だ。
Random Houseは明らかにケアの手厚さを保証することで著者をこれらのレーベルに引きつけようとしている。プレスリリースによると『ベテランの』編集者と『専門の広報担当』がつくという。貴重なマーケティングおよび販売チームのサポートも受けられる。加えて、著者にはカバーデザインが提供され、ソーシャルメディアツールとトレーニングの機会も提供されるという。
Random Houseが著者を見出すために付随的なサービスを明確に強調しなければならないということは、同社の著者からの評判が非常に悪いということではないか。プレスリリースの残りの部分も同じような調子で、自主出版を検討している著者をターゲットにしているようだ。
ITmedia eBook USER 12/12/3
電子書籍で個人出版が盛んになったら、出版社は出版サービス業の色合いが濃くなるんじゃないかなあと思ってたのです。そういう流れのニュース。
紙の本を全国流通させるのは、個人ではハードルが高く、出版社を通すしかなかったので、決定権が出版社側にありました。何を出すか、何が必要か、経費をいくらかけるか、著者にいくら払うか。
でも、出すことだけなら個人でできるようになったら、その決定権は著者に移ります。メリットを感じたら出版社を通せばいいし、感じなかったら通さなければいい。
実際には通すメリットはいろいろあるので、そこを明確にしていけば、人が集まるんじゃないでしょうか。
できる編集さんの意見を聞くと、自分の眠ってる力が引き出されるので(体験あり)、そういうアドバイスを求めてスター編集者が生まれるかもしれない。「オリンピックでメダリストを生み出し続ける有名コーチ」みたいな。
マーケティング、営業力、広告力と、サービスとして考えたら、売るものたくさんあるし。
もっと考えたら、サービスをばら売りして、それに値段をつけたらいいんじゃないだろうか。
さらに、今話題の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のように、個人で出した物を出版社がピックアップするというパターンもあり。
出版不況になるにつれ、描けるものが減っていく息苦しさを感じていたのですが、こういう方向になったら、描くのは自由、面白ければ広まるという、いい環境になるんじゃないかなと思います。
いくつか、「この辺取りこぼされてるんじゃないのかな」と思う所があって、そういう物にチャレンジしてみたいなと思っているのです。
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