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2012/12/11

狼と香辛料 ⅩⅣ

狼と香辛料 ⅩⅣ (支倉凍砂・著)を読みました!

次が上下巻、そして次はエピローグ。ラスト前のエピソード。

大きな一歩がありました!

というわけで以下感想。

あらすじ。

銀細工師フランに北の地図を描いてもらえることになり、一足先にレノスへと戻った一行。そこで以前救ったテレオ村の修道女エルサと、書籍商ル・ロワに出会う。

ル・ロワから北の大地に災いをもたらす禁書の話を聞き、購入の手伝いを申し込まれるが、すると、ホロとヨイツに向かうには時間切れとなってしまい……。

以前、僕の友人がこのシリーズを評して、「もう付き合っちゃえばいいのに、ずっといちゃいちゃしている」と言っていました。

ロレンス目線でロレンスの心の内ははっきり書かれてて、短編ではホロ目線の話もあり、やっぱり心の内ははっきり書かれてて。

相思相愛なのは分かりきってて、そのいちゃいちゃぶりと、すれ違いを楽しむ作品でもあったわけです。

そして、種の違い、立場の違いから、いつか別れが来ることが分かっていて、その哀しさがスパイスになっていました。

しかし、ベタ甘でもいいではないか。

いや、ベタ甘であってほしい。

そんな希望も持っていたのです。

そういう展開が来た!

いやー、「言って。言ってくれなきゃ分かんないよ」的な展開は、ラブストーリーの醍醐味ですね!

さりげなく扱われた「二通の」手紙が、見事な伏線。ほんとにさりげなく話の中に紛れ込ませていました。というか、この展開にするために、フランがその場で地図描いて渡せないようにしたんだろうな。

さあ次が上下巻でのクライマックスのエピソード。楽しみです(^^)/

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