狼と香辛料 ⅩⅣ
狼と香辛料 ⅩⅣ (支倉凍砂・著)を読みました!
次が上下巻、そして次はエピローグ。ラスト前のエピソード。
大きな一歩がありました!
というわけで以下感想。
あらすじ。
銀細工師フランに北の地図を描いてもらえることになり、一足先にレノスへと戻った一行。そこで以前救ったテレオ村の修道女エルサと、書籍商ル・ロワに出会う。
ル・ロワから北の大地に災いをもたらす禁書の話を聞き、購入の手伝いを申し込まれるが、すると、ホロとヨイツに向かうには時間切れとなってしまい……。
以前、僕の友人がこのシリーズを評して、「もう付き合っちゃえばいいのに、ずっといちゃいちゃしている」と言っていました。
ロレンス目線でロレンスの心の内ははっきり書かれてて、短編ではホロ目線の話もあり、やっぱり心の内ははっきり書かれてて。
相思相愛なのは分かりきってて、そのいちゃいちゃぶりと、すれ違いを楽しむ作品でもあったわけです。
そして、種の違い、立場の違いから、いつか別れが来ることが分かっていて、その哀しさがスパイスになっていました。
しかし、ベタ甘でもいいではないか。
いや、ベタ甘であってほしい。
そんな希望も持っていたのです。
そういう展開が来た!
いやー、「言って。言ってくれなきゃ分かんないよ」的な展開は、ラブストーリーの醍醐味ですね!
さりげなく扱われた「二通の」手紙が、見事な伏線。ほんとにさりげなく話の中に紛れ込ませていました。というか、この展開にするために、フランがその場で地図描いて渡せないようにしたんだろうな。
さあ次が上下巻でのクライマックスのエピソード。楽しみです(^^)/
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ストグレ!(2024.08.15)
- 白をつなぐ(2023.12.23)
- セントエルモの光(2023.11.29)
- 今週の漫画感想 破廉恥の力(2023.09.01)
- どんまい(2023.09.08)
コメント