U-19を見て考えたポゼッションサッカーについての考察
NHK-BSでまた録画放送があったから、見てみましたが、負けると分かってる試合を見るのはつらいなあ。
AFC U-19選手権UAE2012準々決勝、vsイラクは1-2。
球際の弱さを感じる敗戦。2点目のFKは処理の難しいボールだけど、1失点目はドリブルを止めたかった。
この負けは痛いです。三連続で世界を逃しました(+_+)
そして、育成の流れがまずいのではないかと、危惧しているのです。なんか、日本のサッカー観が間違っているのではないか。
フィジカルコンタクトの多い肉弾戦で負けたチームの監督が、「サッカーをさせてもらえなかった」とコメントしているのを見かけることがあります。確かにファールで潰すのはいいことではないのですが。
でも、フィジカルコンタクトはサッカーのうちのはずです。なかったらフットサル。そこで負けるやつが悪いのです。
技術を発揮しあうスペクタクルなサッカーが上等という感覚が強すぎて、勝負に対する執着が足りないのではないか。それが球際の弱さにつながってるんじゃないか。
日本には「潔い敗者の美学」があって、「自分たちのサッカー」をして負けることが美徳として語られたりする。それがまずい方に作用してるんじゃないかなあ。
相手の方が上手くて、中盤を制圧される。しかも組織的な守備でコンパクトにしてる。じゃあ対策は明らかで、中盤省略して長いボールを使うこと。
本来なら、それはいつもやられることだからと、慣れてないといけないのではないか。そしたらCBががっちりはね返して、セカンドボールを拾ってしまえば、もう相手はなすすべなくなるわけで。
ポゼッションサッカーって、そこまでやって完成なんじゃないのかなと思うのです。
またそういうCBを意識的に育てないといけないんじゃないかな。この間U-17が躍進したのは、岩波&植田という大型CBコンビだったのが大きいのでは。次は大丈夫かな。
ちなみに何でこんな苦言を書いてるのかというと、これがレイソルにも見られるような気がして心配だからです。
ACLで韓国のロングボール戦略にやられたしね(-_-;;)
ポゼッションをするなら、そこのビルドアップでいいボールが出せて、なおかつカウンターにスピードで負けず、ロングボールをはじき返せるスーパーCBがいる。そんな気がしているのです。
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