狼と香辛料 Ⅹ
狼と香辛料 Ⅹ (支倉凍砂・著)を読みました!
とうとう二桁。シリーズ完結してから読んでいるので、全17巻と分かってる。
その中に短編集もあるわけで、そろそろ読みながら、終わりを意識するようになって来ました。
ということで以下感想。
狼の骨の話を追って、一行は海を越え、島国ウィンフィール王国のブロンデル修道院へ。そこは広大な土地で多くの羊を飼育しており、羊毛の取引で有名。そしてその中に黄金の羊がまぎれているという伝説があった。
その羊は伝説ではなくて、ホロと同じ神様だった、というお話。
向こうの方がずっと年上で貫禄があって、賢狼ホロが子供扱いです。でもそのシーンは、ホロの望郷の念を表していて。
ここにいるのは、ホロと同じく故郷をつきを狩る熊に滅ぼされたから。その後苦労して、ここに新しい故郷を作ったのです。
この巻に出てきた商人ピアスキーも殖民の助けをすることが仕事。故郷を作るということがテーマとなっています。
今までホロは故郷に帰る旅をしていました。ですがそこはもう滅ぼされているらしい。ならば、仲間を集め、新しく故郷を作る選択肢があるのではないか。その可能性が示されていて。
さらに、故郷を自分の居場所ということにまで拡大すれば、町商人になりたいというロレンスの夢も、落ち着ける居場所がほしいということでは同じ。
町商人と行商人の違いも、何度も話の中に出てきます。
この辺りはどう関わるのかな。まだ遠くにだけど終わりが見えてくると、そういうところも気になってくるのです。楽しみ。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 今週の漫画感想 主人公たちの物語(2025.11.28)
- 宇宙のみなしご(2025.10.28)
- ピアノをきかせて(2025.10.27)
- 満天のゴール(2025.07.22)
- ストグレ!(2024.08.15)


コメント