先週一週間 スピーチジャマーとキンドル発売
仕事行く前の時間の使い方をちょっと変え、少し作業が進みやすくなりました。
しかし、今抱えているお題二つ、ヒコーキ漫画とディストピアSFは、どちらも停滞中であります(^^;;) キャラクターが立ち上がってきません。
お話を先に思いつくタイプなので、つい見切り発車したくなるのですが、それが華がないと言われちゃう原因だと思うので、ここはじっくり。
スピーチジャマー。
ノーベル賞のパロディーとして、人を笑わせ、考えさせるような独創的な研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」に、おしゃべりな人を黙らせようという装置を開発した日本の研究者2人が選ばれました。
「イグ・ノーベル賞」は、アメリカの科学雑誌がノーベル賞のパロディーとして21年前に始めたもので、人を笑わせたり深く考えさせたりする独創的な研究を毎年表彰しています。
20日、アメリカのハーバード大学でことしの授賞式が行われ、10の部門で賞が発表されました。
このうち「音響賞」には、おしゃべりがうるさい人を黙らせようという装置を開発した、茨城県つくば市の産業技術総合研究所の栗原一貴研究員(34)ら2人の日本人研究者が選ばれました。
栗原さんたちが開発した「スピーチ・ジャマー」という装置は、マイクで拾った人の声を0.2秒遅らせてスピーカーに出すという仕組みで、自分の声が間を置いて聞こえてくるとしゃべりにくくなる現象を活用しています。
イグ・ノーベル賞での日本人の受賞は6年連続で、主催している科学雑誌では「おしゃべりが止まらない人をどう黙らせるかという人類の根源的な欲求に応えようとしたことが評価された」としています。
栗原さんは「とても光栄です。実用レベルではありませんが、この技術が円滑な対話のために活用されることを期待しています」とコメントしています。
NHK NEWSWEB 12/9/21
イグノーベル賞ってちょくちょく聞くなあと思ったら、六年連続で受賞。しかも調べたら、その前もけっこう受賞しています。
イグノーベル賞はパロディなので、トンデモ科学に賞を送ったり、すごい皮肉を込めてたりしていて。
でも日本人受賞者の最初の研究、「足の匂いの原因物質の特定」は、あの当時では「足の匂いを調べるなんてwwwww」みたいなノリだったんでしょうが、今では消臭靴下とか中敷売ってるもんね。消臭下着とかも考えたら一大ジャンル。先進的な研究だったのです。
一見変な研究ができる裾野の広さというのは大切です。研究っていうのは、将来どう花開くか分からない。
それに何より面白いです。何でこういう研究しようと思ったんだろう。やっぱり身近に黙らせたいぐらいおしゃべりな人がいたのかなあ(笑)。
キンドル10月発売。
キンドルが10月発売と日経が報じたみたいです。
なんか何度も延びてるから、狼少年を見ている気分になってきた(笑)。今度こそほんとなんだろか。
足並みそろえようとしてなかなかスタートしないところに、日本的なものを感じてるのです。裏ではばたばたしてるんだろうなー。
それに対して、アマゾン・キンドルに先んじようと発売された楽天・コボ。こちらは苦戦が続いています。
ストアの本が全然そろわず、先に発表した目標に近づけるための水増しも疑われる状況。
普通に考えたらばれた時まずいと思うだろうという手がどんどん行われているのは、それだけ上からのプレッシャーが厳しいということか。こちらも現場はばたばたして大変なんだろうなあ。
そんな折、パブーで外部ストアとの連携が始まって、コボに出品できますよとお知らせメールが来ました。
けれど、サイトで手数料がなかなか見つからず何だかなあという感じ。
都合の悪い情報に届きにくくしてあると、騙す気なのかなという感じで引きますね。
さらに手数料かかるんだよな。それにオープンフォーマットで配信してたら、いろんなストアに出す必要ってあるんだろうか。宣伝してくれるならともかく、どうせ埋もれるんだよね?
でもこうしてネガティブなあんまりよくない感想を持つのは、夢だけで語る時期は終わって、実践の時期が来たということで。
僕の希望は、作家と読者の幸せな関係が築きやすくなることなので、どうこの現状の中を泳ぎ切るか、しっかり見極めないとと思います。
溺れそうだけどね!
文化を創る。
作家と読者の幸せな関係、に関連してこんな記事。
東京湾岸、“木の街”に誕生!日本の職人の技術を発信して「文化」をつくる旗振り拠点「FLAGS新木場」
こちらは職人さんとお客さんの幸せな関係を作ろうとしています。
クラフト製品やオーダー家具を販売。その時にきちんと情報を伝えて、作品の価値を分かった上で買ってもらう。家具も木を選ぶところから始めて、思い入れを持ってもらう。
大量生産大量消費でばっかばっかと大儲け、というサイクルではこぼれてしまうものがあります。思い入れなんかはその典型。
そこを伝えて売るとなると手間が大変ですが、でも買った人には特別な一品になるに違いない。そういう物が生活空間にあるのはいいですよね。
電子書籍も記事読んでると、なんか商品扱いでやだなあと思う時があり。
こういう、作り手と買い手を気持ちでつなごうという取り組みには、とても共感するものがあるのです。上手くいくといいですねー。
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