先週一週間 原因は地球温暖化
トイレットペーパーが切れたのにトイレに行きたいということで、炎天下買出し。マジ暑い。アメダス見たら35度超えてる。これから温暖化でますます暑くなるなら、もう東京は人の住む場所じゃない(+_+)12/8/13
今日も暑かったですね。
ウチの近所は、アメダス見てると東京の中でも気温が高いところなので。
近年夏になって、猛暑に襲われるたびに、こういうことを考えるのですが。
だんだん深刻になってきた。
熱波や干ばつ、原因は地球温暖化
Ker Than
for National Geographic News
August 7, 2012アメリカなど各地を襲っている最近の熱波で、山火事や干ばつが頻繁に発生、死傷者数が増加している。原因は地球温暖化の可能性が非常に高く、NASAの気候科学者ジェームズ・ハンセン(James Hansen)氏は、今後も相次ぐだろうと予想している。
60年分の地球全体の気温データを分析した最新研究では、夏の異常気象の発生確率が急激に高まっている原因は、人間が引き起こした地球温暖化以外に考えられないと結論付けられている。
「かつてないほど異常気象の確率が高まっている。温暖化が原因だ」と研究の共同責任者を務めたハンセン氏は話す。
異常気象は人為的な影響抜きでも自然発生する可能性があるので、多くの気候科学者は温暖化との関連付けに慎重な姿勢だった。このような旧来の考え方が支配的だった頃から同様の警告は絶えなかったが、ハンセン氏はさらに発展させた見解を示した。
温室効果ガスの排出による気候への影響は、細工が施されたサイコロに例えられる場合が多い。毎回6の目が出るわけではないが、その確率を高める仕掛けがある。
つまり、「温暖化イコール毎年の異常気象」ではなく、“発生する確率”の問題だった。しかし、ハンセン氏によると、もはやその比喩では状況を説明しきれないほど、影響は顕著になってきているという。
「慎重論を繰り返すだけでは不十分な段階に来ている。“地球温暖化によってやがて異常気象の発生確率が高まる”といった警告や、“異常気象と気候変動を関連付ける直接的な証拠はない”など、どれも実態とかけ離れてしまった」とハンセン氏は指摘する。「むしろ最近の酷暑の原因は気候変動以外にないと考えるべきだろう」。
この研究に先立って温暖化の実態を調査したバークレー地表温度プロジェクト(Berkeley Earth Surface Temperature)の共同設立者リチャード・ミュラー(Richard Muller)も、同様の結論に至っている。同氏は温暖化の影響について懐疑的だったが、7月後半に「New York Times」紙に掲載された論説欄で持論を転換、「気温の上昇はすべて温室効果ガスの排出に起因しているようだ」と述べている。
◆異常な熱波の発生確率が上昇
ハンセン氏のチームは60年分の地球全体の気温データを分析し、夏の異常気温の発生数が、「3シグマ」という標準分布を越えて増加していることを突き止めた。このレベルの異常は、温暖化がなければ、熱波1000回のうち2回ほどしか発生しないという。
しかしハンセン氏は、「オクラホマ州、テキサス州、メキシコ北部を襲った2011年の熱波と、2010年のモスクワ、そして現在のアメリカ中西部で発生している猛烈な熱波も、このレベルに該当する」と言う。
かつては非常に稀で、温暖化の兆候が現れる前の1951~1980年の期間には、この種の異常高温に見舞われる地域は地球上の0.1%に留まっていた。ところが過去30年間で範囲は10%に広まっており、今後10年間で17%に拡大するとみられている。
「自然発生の可能性はきわめて低い。それでも温暖化とは関係がないと言い張るのは、仕事をやめて宝くじで生計を立てるのと同じくらい無謀だろう」とハンセン氏は話している。
◆クリーンエネルギーの必要性
「今回の研究が温暖化に歯止めをかけるきっかけとなり、各国政府が化石燃料関連の補助金を廃止し、石油会社から税金を徴収する取り組みを活発化させてほしい」とハンセン氏は述べる。
「生まれた予算は市民に分配し、経済を活性化させてクリーンエネルギーの開発を推進する。そのようなエネルギー政策をいち早く施行できた国が、インフラを最新化して他国にテクノロジーを輸出し、躍進を遂げることになるだろう」。
今回の研究は「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌で8月6日に発表された。
最近では、反原発で、専門外なのに間違ったデータを元にばんばん断言しちゃって印税を荒稼ぎ、方々から突っ込まれているトンデモ学者さんもいますが。
基本的には科学では、断言するのには慎重です。この間のヒッグス粒子の発見でも、データがそろって99.9999%の確立になるまで発表しなかった。「十中八九」じゃ足りなかった。
なので、こうしてはっきり言う人が何人も出てくるのは、もう事態はかなり進行してしまった時。
ぶっちゃけ原発事故より温暖化の方が、ずっとやばいと思います。この記事のように温暖化はすでに毎年人を殺してる。日本でも、熱中症で亡くなった人は、温暖化の犠牲者かもしれないわけで。
しかも怖いのは、温暖化にはティッピングポイントと言われる、引き返せなくなる分岐点があるのです。
例えば近年北極海の氷が減ったり、氷河が後退したりしています。氷の白は太陽光をよく反射するので、それが減ると太陽からの熱を吸収しやすくなってしまいます。温暖化加速。
永久凍土も溶け出しているそうですが、そうするとそこでいっしょに凍っていた倒木とかが、普通に腐り始めます。その時に出るメタンガスは、二酸化炭素の何十倍の温暖化効果があります。温暖化加速。
メタンガスで言うと、海底に凍り付いてシャーベットのようになっているメタンハイドレートが、新しい資源として注目されていますが、海水温が上がると、それが溶け出します。温暖化加速。
こうしてどんどん悪循環に。
ちなみにこれは、過去の地球で実際に起きていて、その時には、「温暖化」なんて言葉じゃ生ぬるいぐらい気温が上がったのです。
まあ、来年再来年の話ではないし、そこまで行くまでに僕は死んじゃって逃げのびられるかもしれないけど、次の世代はどうかな……。
とりあえず、東京がどんどん暑くなったら、山の方に逃げるべきか、それとももう大きな地震はないのだから北の方に逃げるべきか、と考えてしまうのです。
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コメント
かわせ先生 お疲れさまです
この間、飲み屋で友達が「なんで地球は人間を作ったんだろな〜」ってつぶやいてたのを思い出しました(^ロ^;
温暖化とめれたらいいですねー 明るい未来希望ですねー
投稿: さとみっくす | 2012/08/20 21:59
とりあえず東京が昔より暑いのは、ウォーターフロントに高い建物があって風をさえぎったり、アスファルトやビルの壁面の照り返しや蓄熱、クーラーの室外機の熱のせいが大きい気がします。
地球の「温暖化」も「寒冷化」も起きる時は人の力ではどうにもならないことになると思うし、60年のスパンで調べた位でその周期もわからないのでは、と思います。
いったんなってしまったら「温暖化加速」に傾く仕組みは確かにあると思うけど、記事の「気温の上昇はすべて温室効果ガスの排出に起因しているようだ」というのも変だと思います。
CO2の排出量に目くじら立てるより気にすべきことがあるんじゃないかなー。
投稿: えこ | 2012/08/20 22:26
>さとみっくすさん
「なんで地球は人間を作ったんだろな〜」は重いセリフですね(^^;;)
ほんと、いい流れに乗るといいんですけどねー。
>えこさん
温暖化は科学者の間では80年代から言われてて、読んでた科学雑誌なんかには載ってたから、そのころからずっとこの手のニュースは気にしてるんだけど、悪化する一方なのです。
この記事は過去60年だけど、過去数百年という研究もあって。
内陸部の干ばつも温暖化のシュミレーションでは言われていたので、来てるなーという感じです。
投稿: かわせ | 2012/08/22 02:38
避暑に 海をオススメします!
お盆休みに西伊豆の海に行きましたが、
快適でした。
海水が冷たいせいか、都心より涼しかったです。
日差しや津波対策は必要ですが。
震災のせいか、「海抜4m」の標識を見た時、
緊張しました。
投稿: サツキ | 2012/08/26 21:27
海いいですねー(^^)/
都心は確かにヒートアイランドとなってるので、自然に囲まれてるだけで全然違いますよね。
投稿: かわせ | 2012/08/27 00:26