あしたのジョー その5
あしたのジョー第31話。昨日見たのに感想書いてなかった。プロテストに合格。初試合も決まる。ドヤ街のみんながすごく応援してくれる。みんなの夢を託されている。
「今まで世の中を渡ってきて、何をやっても不合格の烙印を押され続けててきた。ところが拳闘だけが俺を合格させてくれたんだ。つまり世の中が俺をプロにさせてくれたんだよ」ボクシングが与えてくれた、自分の居場所。
そして、あしたのジョー第32話。プロ初試合。見上げるまぶしい照明。日の当たる場所。ジョーのあしたが見える場所。試合があってそして勝ってだけじゃなくて、そういうシーン、そういうセリフが心に残る。「読ませる」作品。
あしたのジョー第33話。初勝利に沸く控え室。外で小さなスミレの花束持ってたたずむのりちゃん。葉子贈ったバラの花束と比べられおかんむり。翌日ジョー とけんかして、とうとう家を飛び出すが、見つかった公園で、スミレもなかなかいいと言われてほほを染める。のりちゃんかわいいんだよなあ。
あしたのジョー第34話。ジムに練習生希望者がやってきた。お金持ちのぼんぼんかと思ったら、印刷工の苦労人。それでもおっちゃんは、君はボクサーの夢も印刷屋の主人の夢も見られるが、こいつらにはボクシングしかないんだと諭す。
33話と34話はあの「真っ白に燃え尽きて灰になるのさ」につながってるんだなあ。
あしたのジョー第35話。ジョーの華やかな三連勝に比べて、西は三連敗。悩む西。進退を賭けた試合。ダウンして諦めかけた時、ジョーの涙を見て奮い立つ。絆を確認するいい話。12/7/17
このあたりは大きな展開の間をつなぐ回。こういうところにいい話が散りばめられています。
33話。のりちゃんがかわいい。真面目で庶民派のいい子です。
あしたのジョーって、漫画が始まったの僕が生まれたころだから、今見ると温故知新な部分がたくさんあります。
漫画はファッションに似たところがあって、前の流行を受けて次の流行が生まれていく。ぐるっと回って似たところに戻ってくることもある。
のりちゃんみたいな昔の正統派ヒロインは、今だと委員長キャラなのかなと思うのですが。
そこまで至る間にこぼれ落ちた物もあって、そこが味わい深かったりします。
34話。ゲゲゲの女房に出てきた、漫画好きの工員を、ふと思い出しました。こういう話が成り立つのは、時代背景もあるような気がして。
この時期、子供の物から大人も読める物へと進化していった漫画。その時読んでくれてた大人の読者の中に、こういう高度成長期を支えた若い工員さんだったりがいて。
そういう人たちが、この回の話のように、ジョーを支持していたのかなあと。
今だと何になるんでしょうねー。
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コメント
かわせ先生、わたしはケッタゴールの川村くんが大好きです。
かれをもう少し活躍させてくれたらうれしいです(笑)
投稿: エドワード博士 | 2012/07/22 21:51