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2012/07/09

先週一週間 月の珊瑚とエーテルの海

先週火曜日、元アシ仲間でナベ先生の家にお邪魔しました。

みんなでいろいろと漫画話。でも日帰りだから語りつくせないのです。

昔はこの調子でずっと一緒に仕事してた。懐かしい。

日帰りなのは僕のオフが一日しかないからなのですが。

やっぱりまずいですよ。時間がないのは。重要な相談事が、深く考える前に時間切れになったもん。

自分の次の作品も、考える時間が確保できていません。アイディアの尻尾が見えたような気がした時に、やっぱり時間切れになってしまうのです。

資料は読んでいるけれど、こうしてさわっと予感だけを感じて、捕まえ損ねて何も書けないまま時が過ぎていくとしたら、とてもまずい。焦りだけが育っていきます。

こういうこととも戦っていかないといけないんだなあ。

月の珊瑚。

ちなみに元アシ仲間の佐々木少年先生は、次の作品が発表されました。

「空に水。水に空。月の空には砕け散った海がある」

遠い未来の地球と月を舞台に歌い上げられる極上のSFラブストーリー。当代きってのストーリーテラー、奈須きのこが紡いだもっともリリカルな一篇である星海社朗読館シリーズ『月の珊瑚』を、あの『真月譚 月姫』の佐々木少年の手により満を持してコミカライズ。

サイトに載ってるあらすじ。佐々木先生の次回作は電子書籍なのです。

遊びに行ってナベ先生の電子書籍の話もしてたわけで、よく考えたらこの集いは時代の最先端だったのですよ。

みんな上手くいって欲しいです。

僕も何とかがんばろう。

さてお次はノーベル賞級の発見。

エーテルの海。

ヒッグス粒子の発見は、昔懐かしい「エーテルの海」を思い起させるなあ。

12/7/5

理論的には予想されてたけど、なかなか見つからなかったヒッグス粒子が見つかりました。

新粒子発見、「ヒッグス」か=質量の起源、加速器実験で-日本含む国際2グループ

欧州合同原子核研究所(CERN)は4日、二つの国際グループが大型加速器を使って実験した結果、物質の質量の起源となる「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見したと発表した。新粒子の確率は99.9999%以上で、素粒子物理学の世界で「発見」と呼べる水準にほぼ達した。10月まで実験データを積み重ね、年内にも最終的にヒッグス粒子と断定する見通し。

ヒッグス粒子は物質の最小単位である素粒子で、標準理論で存在が予測された粒子の中で唯一発見されておらず、「神の粒子」と呼ばれる。ピーター・ヒッグス英エディンバラ大名誉教授(83)が1964年に提唱し、半世紀近く探索が続いていた。発見されれば、ノーベル物理学賞は確実とみられている。

二つの国際グループは「アトラス」「CMS」(各約3000人)で、アトラスには日本の東京大や高エネルギー加速器研究機構などの研究者が参加している。大型ハドロン衝突型加速器(LHC)でほぼ光速まで加速させた陽子同士を衝突させ、宇宙が約137億年前にビッグバンで誕生した直後の状態を再現。発生したヒッグス粒子が瞬時にさまざまな粒子に崩壊する様子を別々の測定器で間接的に測定した。

時事通信12/7/4

昔々のスペースオペラには、よくエーテルという謎の物質が出てました。

光の波が何もない真空を伝わるのはなぜだろうということで、仮想された物質。宇宙の真空を実はエーテルが満たしていると考えたのです。

宇宙の海はエーテルの海だったのですよ。

その後科学では「エーテルは実際にはないね」ということになったのですが。

今回見つかったヒッグス粒子。他の粒子に質量を与える粒子として予想されていました。

空間をヒッグス粒子が満たしていて、そこを押し分けて他の粒子が通る時、その抵抗が質量として表れる。おおまかに言うとそんな感じだそうです。

真空のはずなのに何かがそこを満たしているというとこが、エーテルっぽい。

SFではエーテル推進とかが発明されましたが、今度はヒッグス推進とか発明されるのでしょうか。例えばヒッグス粒子をコントロールしたら質量ゼロになっていきなり光速が出るとか。

こういうことを考えてると、うきうきします(^^)/

問題は、そういうアイディアをまとめて一つの話に組み上げる時間だよね、やっぱり。

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