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2012/06/25

先週一週間 クラウドファンディングと次の作品

ナベ先生の「続ハーメルンのバイオリン弾き 愛のボレロ」第2話が再公開。

今日はそれのお手伝いからスタートしました。おまけ漫画がついてます。あとから増ページできるのも、電子書籍のいいところ。

同時に無料版も公開。紙でも立ち読みがあるわけで、宣伝のためには必要なのかなと、この形になりました。

こうなってくると、電子書籍の時代って、ますますファンの人に支えてもらう色彩が強くなっていきますね。はっきりとそれに価値を感じている人しか、お金を払ってくれない。

というわけでこんな記事。

日本の電子書籍界にもクラウドファンディング時代が到来、電子書籍資金調達サイト「Yomuca」で成約第1号

日本の電子書籍界にも、ついにクラウドファンディングの時代が到来したようだ。株式会社Yomuca(本社:東京都新宿区)が今年3月にオープンした個人作家向け電子書籍資金調達サイト「Yomuca」で、成約第1号となる作品が誕生した模様。

作品名は「ドット×仏像」(企画者:ta2nb)で、約10~12ページ予定のイラスト電子書籍。6月10日にファンド募集期間が終わり、作品の制作・販売が決定した。作品自体はこれから制作に入るが、発売予定価格は300円で、ファンド提供者には無料進呈される。

すでに米国では、このようなクラウドファンディングによる電子書籍制作が急速に伸びている。日本国内では現在も、書籍作品の制作コストは出版社もしくは作家本人が唯一の資金調達元となっていたが、ついにネット上の不特定多数ユーザーが資金調達源となる時代がやってきたようだ。

hon.jp 12/6/12

こういう動きが日本でも活発になったら、新しいプロの形ができるかもしれない。期待大なのです。

ここは電子書籍のサイトですが、ナベ先生の紙本の制作費をクラウドファンディングでまかなうというのはどうだろうと思って、いくつか調べてみました。

作りたいとは言っているけれど、多分そろそろ人を雇わないと手が回らない気配なので。営業するって言ってて、全然できてないみたいだし。

さて電子書籍ではこんな話題も。

「Kindleで私の電子書籍を買わないで!」ある個人作家が“ロイヤリティ70%の罠”を告発

スイス在住の個人作家が、電子書籍を個人出版した場合の収益率はAmazon社がもっとも低いことを発見し、自身ブログ上で告発している。

個人作家のAndrew Hyde氏は、電子書籍ブームを受け、先週に旅行ガイド作品「This Book is About Travel」をAmazon・Barnes & Noble・Appleなど大手販売ストアで発売。当初の予想どおり、Amazon Kindleユーザーによる購入が圧倒的なシェアを占め、とても喜んでいたところ、1冊あたりのロイヤリティ収入はAmazon社が一番低いことを発見。いろいろ調べた結果、Amazon社では9.99ドル以下の価格設定をした個人作家向けに70%ロイヤリティを提供する契約となっているが、WiFi/パケット通信費は作家負担となるため、結果として実質ロイヤリティは51%程度となってしまったとのこと。

Hyde氏は、やはり電子書籍は直販が一番効率がいいとし、Kindle上ではできるだけ自身の作品を購入しないよう読者たちにお願いをしている。

hon.jp 12/6/12

こういう情報が世に出ることによって、使う側が賢くなり、より作家にとって使い勝手のいいサービスが生まれてくるんだと思います。

日本だと、直販は決済のところがハードル高い。何とかなってほしいです。

電子書籍は個人出版それとも出版社ルートのどちらがベスト?ヒューゴー賞作家「とりあえず作品数を増やせ」

ライター・作家を問わず、電子書籍時代が到来したことで「個人出版ルートと出版社ルート、どちらを選択したほうが賢いだろう?」と悩むことも多いだろう。その問いについて、ヒューゴー賞受賞SF作家のKristine Kathryn Rusch氏が、明解な答えをブログ記事で出した。

Ruschs氏によると、その問いかけは音楽家たちがすでに10年以上前から悩んでいる問題であり、彼らも現時点でも正解を見い出だせていないとのこと。ましてや、書籍はそもそもプロモーション効果が薄い商品なので、目先の売上部数の動向に一喜一憂することなく、ひたすら作品数を増やすことに専念することこそ、もっとも有効な読者ファン獲得方法であると同時に合理的な行動であるとしている。

つまり「細かいことに悩む暇があるなら、まずは書け」が彼女のアドバイスのようだ。

hon.jp 12/6/18

いろいろ情報収集しつつ、でも大切なのは描く手を止めないこと。

今週、今やってるやつを提出です。さあ次は何を書こうか。

資料読みはいつの間にか方向が固まってきています。

「かわせは、理詰めで編集みたいなことを言うくせに、自分はそれをやらないで好きなことしか書かない」と、よく周りの人に突っ込まれます。

だってね、僕の主人は僕じゃないのです。お話がご主人様なので、閃いちゃうと抵抗できないのです。

「アンナ・アップルトンの冒険」の続きを書きたい。物語全体の大きなオチを思いついているから。その気持ちが高まっています。あれはミステリーじゃなくて、ラブストーリーなんですよ。

なのでつい、そっちの資料に手が伸びるのですが。

でもね、仕事は取れてないわけで。

「今やるべきなのはそれなの? 仕事を取るのが先じゃないの?」という理詰めの自分と、「だって、書きたいし」という自分との間で葛藤中。

次かどうかは分からないけど、いつか書くから、資料は読んどこう。

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コメント

やりたいことがあるのは幸福だと思います
もちろん 大変だとは思いますが応援してます!

しかし 電子書籍はどうなるのかなぁ 誰かが人間は四角い箱を操るうちにいつの間にか操られてるっていってました 納得ですわー

投稿: さとみっくす | 2012/06/25 20:16

「アンナ・アップルトンの冒険」、「謎解きはディナーのあとで」のような執事とお嬢様コンビのミステリーかと思ったら,ラブストーリーでしたか・・・なんか「伊豆の踊り子」とか昼ドラとかの身分違いの設定だけど・・・ラブストーリーといえば、やはりラブラブ奈緒子先生ですね。二人の障害は・・・一番は本人の行動に踏み込めないことだけど、恋のライバル(が王道ですね)はこの後出るんでしょうか(もうあの三人の女教師が出てますが、森山先生の元カノとか)嗚呼なんだかドロドロしたことになりそうになってすいません「「(^^;;)A

投稿: みゅー | 2012/06/25 22:24

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