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2012/05/09

RDG 4 レッドデータガール 世界遺産の少女

RDG 4 レッドデータガール 世界遺産の少女 荻原規子

一騒動あった夏休みの終わり、学園に戻った泉水子。生徒会執行部は学園祭の準備で大忙し。テーマが戦国と決まって、本格的な衣装の着付けをすることになり、講習会のモデルをすることに。

モデルをするために封印の三つ編みをほどくと姫神が現れると恐れる深行。果たして姫神は、意外なタイミングで現れた。そしてその口から、重要な事実が語られて……。

山伏とか陰陽師とか忍者とか、日本の伝承を使ったファンタジーだと思って読んでたら、SF要素も入ってた! しかもスケールでかい! びっくり!

じっくり小出しに見せられていた背景が語られ、一気に加速した感じです。面白い。

そしてもう一方の、泉水子と深行の関係も加速。泉水子の乙女心。複雑な心情。

最初は、大きな話があって、その中でなかよくなったりするのかなーぐらいで読んでたんですが、大筋にも関係してきましたよ。展開として、全部ひとつにまとめ上げる手があることに気づいたけど、どうなるんだろう。

昨日の記事で、児童小説で書きたいイメージとして「テレパシー少女 蘭」を挙げました。そしてもうちょっと上の年齢層にも書きたい、と言ってた時のイメージが、この辺なのです。

少年漫画が別に少年しか読まない漫画ではないように、児童文学にもそういうところがあるなと思います。ファンタジー=子供向けとなっているような気が。

でも、内容の掘り下げ方次第ですよね。

僕がSFやらファンタジーが好きなのは、行けないところに行けたり、見れないものが見れたりするわくわく感。でもそれに没頭するために、そこに確かに人がいると感じさせる、しっかりじっくりした描写がほしいタイプ。

どうやら時空を超え世界の命運を握っているらしい姫神という存在があって、スケールでかい。でも、コンプレックスの固まりみたいな泉水子の、日常の苦労や心の動きがしっかり書かれている。そして構成的には別レイヤーなのかと思っていた二つの要素が、どんどん絡み合っていく。こういう話がすごく好き。

恋愛要素も入ってるしね! 男の僕にはここまで繊細に書ける気はまったくしませんが(^^;;)

次がすごい楽しみです!

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