先週一週間 人生は捨てたけど夢は捨ててない
仕事スイッチが切り替えられません。
仕事の時間としては全然厳しくないはずなのですが、切り替えられないもんだから、すごい追われ感があります。眠りも浅い。
考えてみれば、僕は今まで仕事スイッチを切ったことがなかった。子供のころからの趣味が仕事になってたから、締め切り前の限界120%から、だらだらする日の20%まで、出力調整しているだけだった。だらだらする日もネタ出ししたりしてたから。
何とか切り替えスキルを身につけないとー。仕事と執筆、両立しないといけないんだから。
さて先週の話題。まずは。
人なみの人生は捨てたけど夢は捨ててない奮闘記ですよ。
ちなみにこちらのフレーズは、この間漫画友達と電話で話していて出てきたのです。先週の声優さんの記事の話をしてて。漫画家、作家はそういう覚悟でやる仕事だよねー。
ということで原稿の状況は。
書きかけだったものを完成させようとしているのですが、候補の一本は規定枚数に長過ぎ、もう一本は短過ぎ。
長い方の最後の盛り上がり方にはとても手ごたえを感じるのですが、となると縮めたくない。むしろ話の流れがでこぼこしてる感があるので、エピソード整えて伸ばしたいぐらい。
短い方にエピソード加えるなり、描写を増やすなりして、負けない盛り上がりを作る方向かなー。
早めに書いて誰かにチェックしてもらいたいんだけど、とにかく時間。執筆時間を確保することですよ。
盛り上げるとなると、エンジンかけてテンション上げる時間もいるから、はぎれ時間じゃ難しいんだよな。いろいろ大変。
かちっとはまる。
モモちゃん読んでくれましたか、ナベ先生(私信)。
この間出したやつを人に見てもらって感想を聞きました。
ほんとは余裕持って出す前に聞いて、直せるところは直しておきたいところだったので、どきどきしましたが。評価はおおむね良好。
主人公のタイプに少しチェックが入って、ここの評価が出した先でどう分かれるか。もう僕の手を離れているので祈るのみなのです。がんばってー (-人-)
その時に出た話題。
技術的な不備は特に指摘されなかった。けれど主人公がこのタイプでいいのかという疑問が出て。
親しいだけにその友人の好みは把握していて、それを考えると、このタイプではない。でも僕は好きなタイプ。どこまでが好みで、どこからが一般化されるのか。ここが微妙な手探りで、どこかにかちっとはまるところがあるよね、という話になったのです。
そしてこの「かちっとはまる感覚」が、とても重要なんじゃないかなと。
技術レベルがあるところを超え、伝えなければいけない情報が読者に伝わるようになったら、あとは「はまっているかどうか」が成否を分けるんじゃないかと思います。
上手い下手の勝負ではない。だって、初連載がヒットした作家さんが二作目スタートする時は、経験積んで技術レベルはずっと上がっているのに、当たらないことが多々ありますし。
そしてだいたいこの辺が面白いということなら、読者だって「こういうのがいい!」と言えるわけだから。
その中で当たり外れができるのは、細かいところの差の積み重ね。しかもほとんど目に見えない。誰にでも見えるところなら、担当さんが外れる作品を通すわけないし、作家だって外れると分かってたら引っ込める。
今書いているものを、なぜ途中で放り出していたのかと言えば、まさにこれ。一度最後まで書いたけど、人に見せたらはまってなかった。キャラクター配置が特に。自分でもちょっと感じてた。
何とか今度はかっちりはめたいのです。がんばろう。
漫画雑誌低落傾向。
少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2012年1月~3月データ):Garbagenews.com garbagenews.net/archives/19301…… 最近の漫画雑誌動向。12/5/20
時間追われ感に悩まされているので、オフの今日はまとめてニュース読む日にしてみました。ちがう事を考える日にしてみる作戦。その中で読んだエントリー。
社団法人日本雑誌協会のデータは、僕もよく眺めています。こちらの記事はそれを分かりやすいグラフにしてくれています。
まずいなーと思うのは記事の下の方、前年度比のところ。
去年の3/11に大震災がありました。紙やインクが不足して本が出なかったり、東北地方では多くの書店が被災したり。つまり去年の3月の売り上げはぼろぼろだったわけです。
その昨年1-3月期と比較してもこんなに落ちてるなんて、どんだけ厳しくなってんだろうと。
これじゃ外せない。描く内容に厳しい注文出ても、しょうがないよ。
一方アメリカで。
こんなニュースも読みました。
有名映画監督Ridley Scott氏が個人作家のSF小説電子書籍「Wool」を絶賛、ハリウッド中が権利獲得に殺到
現地報道によると、SF映画「Blade Runner」「Alien」で有名な映画監督Ridley Scott氏が、ある個人作家のSF電子書籍「Wool」を絶賛、映画監督となることを申し出た模様。
「Wool」はHugh Howeyという英国の個人作家の作品で、未来に生き残ったわずかな人類たちを描いた、いかにもScott氏好みのSFショートストーリー。Kindle等で99セント(約80円)で販売中。昨年の発売と同時にSFファンたちの間で話題となり、Scott氏が先陣となってハリウッドの映画大手各社が現在映画化権を獲得するため激しい入札争いを繰り広げているとのこと。
なお、ハリウッド関係者の間でも現在、にわかな「電子書籍ブーム」となっている模様で、今月も俳優Kirk Douglas・Michael Douglas親子がスパルタカスを題材にした電子書籍の出版を明らかにしたばかり。【hon.jp】12/5/15
リドリー・スコットですよ。「ブレード・ランナー」ですよ。「エイリアン」ですよ。
電子書籍どうなるのかなーとニュースを追っているわけですが、なんかだんだん、特別な物だという感覚が薄れてきました。
面白かったら売れてミリオンセラーの作家になるし、面白かったら映画化のオファーがあるし。
プラットフォームがどうこうとか、新時代の新しい仕組みのように見えるけど、作家がやることは普通の本と同じ。
要は面白いかどうかだよ!
うらやましいのはSFにぱっと火がつくところだなあ。
SF書きたい。ということで今書いているのは子供向けSFです。次はもうちょっと上に向けてスペースオペラを書けないかというイメージがあるんだけど、出す先とか狙いどころとか、いろいろ思案中。あまり固まってません。
ということで、ますますがんばらねばと気合を入れて、今日はおしまい。
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コメント
お仕事お疲れ様です
がんばりすぎないでくださいねっp(^v^)q
投稿: さとみっくす | 2012/05/22 21:41
ありがとうございますー。
何とかいい感じで両立させたいです。
投稿: かわせ | 2012/05/22 23:38