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2012/04/30

先週一週間 バクマン。最終回と作品のイノベーション

次の仕事が決まりそう。

その間に漫画も仕上げています。今日できたー!

Multiverse

COMITIA100、5/5東京ビッグサイト東4・5・6ホール、11:00~16:00。「も59b かってに応援団」で参加です。

ご来場の際には、ぜひお立ち寄りください(^^)/

さて本日は、漫画のイノベーションの話。まずはバクマン。の最終回を見たのがきっかけ。

バクマン。最終回。

バクマン。最終回。さすがの腕前だったなあと感心する反面、漫画を描く目標が、アンケート一位、アニメ化だったところが現代的でなんとも、という感想でした。

人はなぜお金を払うのか。何に価値を感じるのか。売れるっていったい何なのか。特に環境が変わろうとしている今、考えるべき問いなのではないか。

スティーブ・ジョブズとかジェームズ・ダイソンが、マーケティングリサーチに否定的であるということを、むしろメーカーの人より出版の人の方が考えるべきじゃないか。だって、作品の方が常にイノベーションが必要じゃない?

主題は現状肯定だったバクマン。は、作品はとてもイノべーティブだったわけですけれど。複雑なんだよね、この問題。12/4/23

後退戦になっていて母集団が減っているときのアンケートは、現状を肯定するだけで上向かせる役には立たないのではないかとか、そもそも20年後退している業界の常識は、疑ってかからなきゃいけないんじゃないかとか。

いろいろ疑問を持っているので、こういうふうに感じちゃうのです。

しかし売れなきゃ明日のご飯に困るわけで、売れ筋を見ないというのも難しい話。

しかも、自分を省みれば、そこで文句を言ったって、じゃあイノベーションを起こすだけの腕はあるの? と見られてしまうわけで。

この間友達ともそんな話になりました。

例えば個人出版だということになったって、人の反応する絵柄、ジャンル、ネタというのはあって。商業誌でやるのとおんなじような悩みは生まれる。

そこに入っていってセンス勝負するのか、その外で振り向かせる力勝負をするのか。

どちらにしろ、イノベーションはいるのです。そこを何とかしない限り、話は進まない。

そこで僕のイノベーション。

あと仕上げ三枚ー。自分の漫画を眺めてて、つくづくいい加減な話だと思う。いい意味で。難しい科学ネタを意識的に適当に扱っているわけだけど、僕は漫画の現実からちょっとはみ出ちゃう大らかなところが好きなんだ。この「ちょっと」具合に好みがあって、読んでる漫画もそれがあるなと。

そしてこの「ちょっと」具合は、なかなか説明しづらい。でも自分の中では、芯になってる感覚。話を作ってて、ここにこういう緩いシーンを入れないと自分がのれないということが、よくある。

あと、一見同じようにいい加減でも、そっちじゃない、ということもよくある。多分はたから見ると変なこだわり。これはたいがい混乱の元になるんだけど、無くすと自分で見ても当たり障りなくつまらないものになるので、個性として生かしたい。

ナベ先生が、自分のギャグとシリアスが混在するスタイルを、「だってキャラたちは本気なんだよ」と言っていて、なるほど話に水を差すのではなく熱湯を注いでいるのか、それでテンション維持できるんだなと思ったけれど、ああいうツボがどこかにあるはず。12/4/29

大らかな漫画という話で言うと、サンデーで連載中の「はじめてのあく」が好きなんだけど、そろそろ最終回なんですよねー。

漫画のイノベーションに関しては、手塚先生も語っていて。

手塚先生はまず、ストーリー漫画のイノベーションを起こし、子供漫画で地歩を築いた後、「火の鳥」のような大河物を描き、「ブラックジャック」で医療漫画という新ジャンルを開拓した、漫画界きってのイノベーター。

漫画界の流れが移り変わっていく中、新しい作風にチャレンジし続け、何度も復活してヒットを飛ばしました。

その手塚先生は、漫画には、何か新しい試み、新機軸、新鮮さが必要と説いています。それは、画風やキャラクターだけではなく、物語を含めた全体のムードのことで。

そして、容易ではないように思えるそれは、描いている本人が素直に描けば出せるものだと。(「マンガの心」光文社より)

僕も多分、それが一番の近道なんだろうなーと思います。個性のない人なんていない。みんな興味も好みも考え方も千差万別なんだから。

手塚先生みたいに大ヒットといかなくても、個性がはっきりしていれば、それをいいと思って選んでくれる人がいるはず。

しかし僕の反省としては、自分は中途半端だったなと思うのです。

中途半端に分かってて、中途半端に反抗的。もっと突っ走るべき。思いついたままに描こう。特に漫画はそうする。それが最近のテーマ。

そして、どこに行くのか、自分でもよく分からないのです(笑)

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