改革の火種
ちょっと前の記事ですが、こちらを読みました。
江川紹子ジャーナル 「小さな革命を起こしていく」~駒崎弘樹さんにインタビューしました
フリージャーナリストの江川紹子さんが、病時保育などに取り組むNPOフローレンス代表、駒崎弘樹さんにインタビューした記事。
駒崎さんは政策調査員になった経験などから、世論を盛り上げて文句言って政府を正す従来の改革ではなく、とにかく個人が動いて火種を作る方法を提唱しています。
政府の中の人になってみたところ、政策決定プロセスがとても複雑だったと。これは、年越し派遣村の活動で知られる、反貧困ネットワーク代表の湯浅誠さんも言ってました。
そして、マスメディアが政策内容を精査せず、「叩くフェーズ」とか言って一面的な記事を作ってしまうこと。
結果いいこともなかなか通らない。だったら自分たちで先に活動して結果を作って、国に制度としてパクらせてしまおう、という方式。
これはとてもいい考え方だなと思いました。文句言うだけだったら簡単だけど、現場を知らない机上論かもしれない。そんな議論をぐずぐすやってるより、実際上手くいくところまでやってから提案。
これ、政治の話だけじゃなくて、身近にたくさんあると思うんですよね。特に日本は気質的になりやすいんだと思う。
コンセンサス大事だし、同調圧力強いし。思い切って変えられない、新しいことができない。そうなってる組織ってたくさんあるんじゃないでしょうか。
でも、今はいろんな環境が変わっていく変革期。今までのままでは適応できないわけで、変わることが必須。
いいと信じることをどんどんやるのが大切だなと思います。
駒崎さんの取り組んでいる病時保育とかマイクロ保育園とかって、すごく大切な活動ですよね。
それで助かる人がいるってだけでもいい活動だけど、さらに人口動態学という学問があって、その国の興亡は人口の動きで説明できるという説があるのです。
つまり日本の高度成長は日本人が勤勉だとか優秀だとかより、団塊世代が育って働くようになったから。失われた20年は少子化が始まったから。すると、少子化はしょうがないとほっておいてると、どんどん沈んでいっちゃう悪循環。
安心して子供が育てられて、子供を作ることをためらってる人が少しでも減るなら、それは日本の未来を変えるかもしれない。ぜひがんばってほしいです。
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