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2012/03/14

RDG レッドデータガール はじめてのお使い

アシスタント仕事はもう一日。

帰りの電車の中で、これの次の巻を読み始めたところです。

RDG レッドデータガール はじめてのお使い 荻原規子

山伏の修験場として世界遺産に認定される山の中の玉倉神社。そこの一人娘として育った鈴原泉水子(すずはらいずみこ)は、太いしめ縄のような三つ編みに眼鏡、内気で引っ込み思案で運動もできず、取り得なし。とりあえずせめて普通の女の子になりたいと願っていた。

しかし、父から突然の東京の高校への進学を薦められたのをきっかけに、父の友人の息子で山伏の修行を積んだ少年、相楽深行(さがらみゆき)が彼女の下僕として送り込まれ、普通どころではない生活に拍車がかかる。実は彼女の家系には秘密があって……。

深行は成績優秀、運動神経抜群、見た目もいいけれど、性格はきつくて、望まぬ転校を強いられたこともあって泉水子との初対面は最悪。

なんて王道の少女漫画展開なんだと思ったわけですが。

泉水子のいじめられっ子ぶりがそれによってぐぐっと際立ち、そこから俄然面白くなりました。

対照的なキャラクターが上手く立つと、それぞれの特徴が引き立ちます。いじめられっ子な性格の泉水子をこう書くと変だけど、とても生き生きして魅力的になりました。

おどおどとしてとても内気な子が、何とかしなくちゃとじたばたもがく様子が、これどうなっちゃうんだろうと気になります。しかもどうやら生い立ちに秘密がある様子。その秘密が膨らんでいって、手に汗握るサスペンス調の展開にも。

八つ当たりをするのはやめたけれど、何にもできないよなと泉水子を軽んじていた深行を、最後驚かすシーンがとてもよかったです。

サブタイトルの意味が分かった時にも、ポンと膝を打つ痛快感。

面白かったので、続きを読みますよ。楽しみ。

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コメント

暑い日が続いてますが先生体調いかがですか?

遅ればせながら RDGはじめてのおつかい読みました

おもしろかったので続きを買いに本屋にぷらっといってまいります

先生 体調管理気をつけてくださいませ

投稿: さとみっくす | 2012/08/04 09:22

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