たった一人のメーカー経営
僕は子供のころからSF好きで、未来世界に関心のある子供だったのですが。
大人になって年をとるにつれ、その範囲が広がって、経済を含めた近未来も対象になってきたのです。
そういう日本のすぐそばの未来はどうなるのかなという観点で、面白いなと思った記事をご紹介。これからの日本には、こういう人がたくさん必要なのでは。
素敵なデザインの高性能電気スタンドを一人で作っちゃった人、八木啓太さんのインタビュー記事。
エンジニアとしての腕を磨いて独立。自分で設計して、部品メーカーに注文して、自分で組み立てて、自分で売る。なんか工芸品の職人さんのようです。
八木さんはジョブズさんやダイソンさんを参考にしているそうです。ダイソンさんのインタビュー。DYSONの革新的「ものづくり」の核心に迫る
ちょっと今回のお題とは違う話ですが、僕はインタビュー後編のマーケティングのところが心に残りました。やっぱり人と違うもの作ろうと思ったら、そうだよね。
さて、八木さんのインタビューの最後のところ。
「今日の日本で、メーカーを起業し、成長させて、今の大手企業の代役を担うというストーリーにはあまり興味がない、むしろ国内に、面白い個人や小さな企業 がポツポツとたくさん登場し、それがモノづくりの大きなムーブメントになっていけば……」――八木氏はそう願っているという。
なんか素敵。未来を感じる。
一人メーカーまでは行かないけど、他にもそういう取り組みをしている記事を見つけました。
ホームラン狙いではなくバントで一点を確実に!自分の足で立てる地場産業を育てる「CEMENT PRODUCE DESIGN」 [インタビュー]
こちらはデザイナーの人が、職人さんの技術を生かして企画を立ち上げ、地場産業を盛り上げようとしているお話。
大量生産品は、人件費の安い新興国の方が強いに決まってる。そしたらメーカーもそっちに逃げちゃう。残った日本で新しい仕事を作るのはどうしたら。
でも新興国の生活レベルが上がってくるなら、高級品市場も大きくなるわけで。高品質の物が作れる部品メーカーとかはそろっているのだから、こういうデザインやアイディアで勝負できる会社がたくさん出てくるといいですよねえ。
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