銀河のワールドカップ
仕事終わり。
今回の行き帰りの電車の中で読み終えたのがこちら。
銀河のワールドカップ 川端裕人
元Jリーガー、現在無職の花島勝は、することもなくだらだらと過ごしていた公園で、草サッカーに興じる子供たちに出会う。
その子供たちはなかなかの才能の持ち主だった。請われて少年サッカーチームのコーチを引き受けた花島。くすぶっていたサッカーの虫が騒ぎ始めて……。
ツイッターで「宇宙サッカー」とかつぶやいた時にリプライで紹介いただいた小説。
今日のレイソル広報日記でも触れてた四月からNHKでやるアニメ、「銀河へキックオフ!!」の原作です。
だから児童文学なのかなと思って読み始めたのですが。
違った。これは確かに子供たちが活躍してるけど、むしろ主人公はコーチの花島で、大人のサッカーファンが読むと楽しい小説でした。
サッカー通の人が開陳する、理想のサッカー論やサッカーの本質論が背骨にあって、人生の苦さをスパイスに効かせたストーリー。
でも最後はすごいさわやかでよかったのです。面白かった。
ただ、読んだら逆に、アニメはどうなっちゃうのかなと思いましたよ。上に書いた大人向けな部分を除いちゃったら、中途半端に荒唐無稽な必殺技のないイナズマイレブンになっちゃう危険性があるけど、どうするのかな。
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コメント
本日2度目のカキコになります(^^)
銀河のワールドカップ、主人公は太田翔だと思っていたら、
原作ではコーチの花島勝なんですね。
今回の文章説明、ケッタ1巻の監督の来た日の森山先生を彷彿としますね(@0@)
サッカーアニメは結構ありますよね、C翼とかジャイキリ、エリナイとか漫画が原作の物が多いですけど
投稿: みゅー | 2012/03/28 16:52
太田君が翼君から翔君になっていると今知りました。作中でキャラ設定としてキャプテン翼から両親がつけた名前とほのめかされていましたが、遠慮したんでしょうか。
ワールドカップはFIFAの商標が絡んでいるので、タイトル変更はまあ仕方ないとして、キャラの名前はどうなんでしょうね。大屋翼という漢字一文字違い現役Jリーガー(ヴィッセル神戸)もいるので、設定としてはありだと思うのですが。
投稿: かわせ | 2012/03/28 18:09