先週の雑感記 宇宙ロマン
一夜明け、幸せに浸っている日曜日。
レイソル優勝はもちろんのこと。
あの試合の直前に、今週考え込んでいたプロットの問題点が解決したのです。
詰まってたところがすっきり解消して、悩みなく幸せに浸ってていい日曜日でした。
さあ、プロットがスムーズに流れたところで、次は細かいシーンのアイディア。面白さは細部に宿る。がんばろう。
ヤマト。
三週前の雑感記で、今度ヤマトのリメイクがあると触れましたが。
宇宙戦艦ヤマト復活篇と、SPACE BATTLESHIP ヤマトを見ました。未見だったのです。
周りで聞いた評判どおりで、いろいろ駄目だなーと思ったのですが。
復活篇はヤマトだけど実写はヤマトじゃない、と感じたのが興味深かったです。
男のロマンとか、ミリタリなロマンとか、宇宙ロマンとか、そういうところがなくて、名場面だけは取り入れてるから、変な感じ。実写の方がもとの話を踏まえているのに、パロディみたい。
監督とか脚本家とか、そっち方面の人ではないからだなと思いました。
例えば実世界でも、空母から戦闘機が飛び立つ時の甲板作業員の身振り手振りとか、ロケットが飛び立つ時のカウントダウンの最中のやり取りとか、僕なんかはすごくわくわくするのです。
波動砲の発射シークエンスがそれにあたるわけですが。
それしかなくて、他のところでは、そういうプロフェッショナルな感じがなくて残念。
宇宙ロマンは、もっと残念。今日の主題。もう力説するですよ。
ちょっと確認しようと思って調べてたら、ウィキペディアにこんなページが。宇宙戦艦ヤマトシリーズの天体。
実在のもの架空のもの織り交ぜて、たくさん出てきています。こういうのに子供の僕はわくわくしてたわけです。
「宇宙の海は、おれの海、おれのはてしない憧れさ」は、ヤマトじゃなくてハーロックですけど、そういうロマンが大好きだったわけで。
松本零士作品は子供のころ大ブームで、ヤマトにしろハーロックにしろ999にしろ、そういうロマンがてんこ盛り。あれでどれだけ夢を育まれたことか。
何でそこを削ってしまうのか。
木星の浮遊大陸のシーンがありませんでした。確かにあれはSF的うそでしたが、今ならもっといろいろ木星については分かっていて。
浮遊大陸はうそだけど、代わりに大赤斑が巨大な台風みたいな渦だと分かってるわけだから、その中心の凪いでる所にガミラス基地があって、大赤斑ごと波動砲でとかできるなあと。
ベテルギウスのプロミネンスを波動砲で吹っ飛ばすシーンもありませんでしたが。
ベテルギウスは最近の観測で、超新星爆発寸前で、内部から湧き上がるガスでいびつな形をしているとか分かりました。
太陽の千倍も大きく、火星軌道を飲み込むぐらいの超巨大赤色巨星で、どーんと形がゆがむほどガスが噴き出しているなんて、すんごい絵なのにもったいない。
どうせ名前頼りの企画なんだから、下手な人間ドラマよりすごい絵見せてくれと。キムタクと黒木メイサの出番を削って(以下自粛)
その点復活篇では、銀河中心の超巨大ブラックホールが冒頭出てきたり、スイングバイを使って加速しワープなどのシーンもあり、宇宙ロマンを感じてちょっとわくわくしました。
そこの差が印象の違いの原因だなと思ったのでした。
宇宙ロマンといえば。
ジャンプで「ST&RS スターズ」という、ファーストコンタクトのために宇宙飛行士を目指す漫画が始まっていて、楽しみに読んでるんですけど。
マガジンでも宇宙飛行士を目指す「STAR CHILDREN」という漫画が。
なんだろう。はやぶさとかのおかげで、宇宙はありになったんだろうか。わくわく。
ところが肝心のはやぶさ2の予算が危ないという噂を聞きました。おおう……。
| 固定リンク
「日記・つぶやき2011」カテゴリの記事
- 今週の雑感記 取りこぼし(2011.12.24)
- 今週の雑感記 贅肉をそぎ落とす(2011.12.18)
- 今週の雑感記 小惑星探査機はやぶさの危機と科学の応用(2011.12.11)
- クラブワールドカップと最終回(2011.12.10)
- 2011年のかわせひろし(2011.12.31)
コメント