借りぐらしのアリエッティ
借りぐらしのアリエッティも借りたのですよ。こちらも見ようと思ってるうちに終わってしまったパターン。
と思ったら、テレビ放送の予定がちょうど来て。借りないで待っててもよかったのかなーと思いつつ、感想を上げる日としてはちょうどいい感じに。
というわけで感想でございます。
ちょっと気になったのは、脚本が少し甘くて、何でそうなったのかがよく分からないシーンがいくつかある、ということでした。
翔が小人の存在に驚かず、なかよくなろうとしたのはなぜかとか、アリエッティが何で翔とコンタクトを取ろうと思ったのかとか、ハルさんがなんであんなに執念燃やしているのかとか、気持ちの動きが分からない。
ハルさんの動機はロマンアルバムには解説されてるらしいんですけど、それは例えばドールハウスのシーンでちょこっと会話入れてリアクション取れば解決できたような。もったいないなーと思いました。
それに対して圧倒的だったのは、アニメーションです。
なんて書こうかなと思ったんですよ。絵が上手いとか、動きがすごいとか、ほめ言葉をいろいろ考えたんだけど。
アニメーションanimationって、ラテン語のアニマanima(霊魂)から、命を吹き込むって意味で使われた言葉なんですよね。
もう、それだと。ほんとに生きてるよ。それぐらいの存在感を画面から感じます。
米林監督を起用するときに、ジブリで一番上手い、という触れ込みだったけど、ほんとにすごいと感心。
走ったり登ったり飛び降りたりするときに、軽いけれどこれぐらいの体重がある、これぐらい力が入ってる、これぐらいの抵抗を受けてる、そういう質感とか力感とか、そういうものまで伝わってきて。シンプルな線で表現された絵なのに、命の息吹を感じます。
お父さんとアリエッティが借りに出たシーン。階段代わりに釘が打ってあったり、エレベーターのような重りを使った装置があったり、まるで登山家のようにロープを使ったり。そういう場面の動きを見ているだけで、すでにもう楽しかったのです。お父さんたくましくてかっこいい。
そして、舞台がまた素敵。趣きのある屋敷、緑あふれる広い庭。実物見るより絵で見た方がきれいなんじゃないかという、素晴らしい画面。
だからでかい画面で(以下略)
すごく実在感があったので、借りぐらしってほんとにいるんじゃないかなと、夢を感じる映画でした。
ああでも、ウチの床下に借りぐらしがいたら、けっこう苦労してるだろうな。片付いてないから(^^;;)
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