夢の守り人
夢の守り人 上橋菜穂子
野宿をしていたバルサは、奴隷商人に追われている男を見かけ、その男を助けた。その男はユグノといい、流浪の歌い手だった。しかも、リー・トゥ・ルエン<木霊の想い人>という、木霊にとりつかれた特別な歌い手。
そのころ、付近では、眠りについたまま起きなくなってしまう奇病が発生していた。タンダの姪のカヤ、一ノ妃、そしてチャグムまで。それはどうやらユグノに関わりあることのようで……。
前回で、世界設定にキャラクターのテーマが絡んでくると深みが出て面白い、と書きましたが。
ここまで三巻、思い通りに生きられない人たち、がテーマになってるのは、たまたまなのかそれともシリーズ全体を通したものなのか。
作品に入れるテーマは、その時頭で考えたものよりも、作者が常日頃考えている実感を伴うものである方が、さらに深くなるわけで。
今後の期待感がかなり高まっております。わくわく。
この巻でタンダの師匠、大呪術師トロガイの過去が書かれましたが。
年齢を重ねたキャラクターは、自然とその生きてきた年月の深みがにじみ出て、一言一言に説得力が生まれます。昔乙女の時期もあったのだと、人生を感じさせるとなおさら。
巻を重ねるごとにキャラクターが深まっていくので、どんどん続きが読みたくなります。わくわく。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 今週の漫画感想 主人公たちの物語(2025.11.28)
- 宇宙のみなしご(2025.10.28)
- ピアノをきかせて(2025.10.27)
- 満天のゴール(2025.07.22)
- ストグレ!(2024.08.15)


コメント