オゾンホールの夏
ナベ先生の仕事から帰宅。
仕事明け恒例打ち上げ温泉に行こうとしたら、ぐぐっと気温が上がって、「なんか、温泉って感じじゃないね」ということになりました。温泉中止。そばを食べに。
冷やしとろろ天そばを食べながら、真っ青な空に沸き立つ積乱雲を見ていたら、もう夏だねえという気分になりました。
温泉といえば前回の仕事の後、露天風呂で話しこんでたら肩が焼けた、と書きましたが。
ひりひりするだけじゃなくて、あの後皮がぼろぼろむけて、せいぜい一時間ぐらいなのに? と、びっくり。
仕事場でもそんな話になりました。今年は紫外線強いような気がする。そういえば今年、北極で過去最大のオゾンホールができたんですが、そういう影響があるんでしょうか。
オゾンホールは25年ほど前、大騒ぎになりました。地球大気の上の方にあるオゾン層は、太陽からの有害な紫外線をカットしてくれているのですが、その濃度が薄まってすかすかになってしまう現象。まるでぽっかり穴が開いたようだということで、オゾンホールと名付けられました。
そうなると地上に降り注ぐ紫外線量が増えて、生物に悪影響を及ぼします。地球の過去には何度か、生物がほとんど死に絶える大絶滅が起きていますが、そのうちの一つは、それが原因ではないかという説もあります。
そういう怖い話なので、オゾン層を破壊するフロンガスを規制しようということになったんですが、大気中にはそれ以前のフロンが漂っているため、解決はまだなのです。というより年々でかくなる傾向。そして今年過去最大。
それだけが原因ではないようなのですが、とにかく実際、紫外線量は年々増えています。気象庁の資料がこちら。
あの時の騒ぎを思い出すと、過去最大の今年はもっと騒いでいいんじゃないかと思うんですけど。
ニュースって、日常になっちゃったことはあんまり取り上げないですよね。原発事故みたいな非日常は大騒ぎだけど、毎日降り注いでる紫外線はネタとして鮮度がなくておいしくない。
ということで、今どうなってんのかなと、帰ってきてから調べた次第です。
まあ、紫外線が一割増えると、皮膚がんが16~19%増えるという研究もありますが、幸い日本人は白人に比べて、メラニン色素で紫外線をブロックできる分、皮膚がんにかかりづらいので。
そこまでびくびくしなくてもいい感じ。
ただお肌の老化への影響の方は深刻?
僕自身は、さっぱり表に出ないインドアな仕事で、運動しに走りに行く時も、ついでに考え事をするために、集中しやすい静かで薄暗い夜の公園に行くので。
あまり紫外線を浴びる行動パターンではありません。
今年の夏もなまっちろく過ごすと思います。
あと温泉の露天風呂も、涼しくなる秋までおあずけのような気がします(^^;;)
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コメント
やっぱり、今年は紫外線強いのね。
道理で最近日傘差していても日がじりじりすると思った。
放射線も怖いけど紫外線も怖いので、うちの子は保育園でもお散歩しないでもらっています。かわいそうだけど、親に似てメラニン少なそうだからね・・・
いまどきの子供は本当にかわいそうだと思うが、それは自分たちと比べてってことで、そのうちこの環境に合わせて人類も進化するんだろうな・・・
投稿: Ogu | 2011/07/06 11:32
紫外線のある環境に合わせて人間も進化してきてるから、逆に浴びないのも問題なんだよね。
アメリカでは、紫外線を浴びることによって作られるビタミンDの不足で数万人の死者が出ているという説もあるとか。程よく浴びるのがいいんだなと。僕は少し足りないかもしれない(^^;;)
投稿: かわせ | 2011/07/06 16:52