今週の雑感記 正の循環
いよいよ明日です。
COMITIA95に出ます。2/13(日)11:00~15:30、東京ビッグサイト東4ホール「に16a かってに応援団」です。
今週は絵を最初に載せましょう。まず表紙を再掲。これを元に現在ポスター製作中。
あとがきカットは下書き風味。
今週は「残り体力ぎりぎりでお仕事」の週でした。風邪は寝込むほどではないんだけれど地道に体力を削っていくし、そんな中スケジュールが詰まってて寝る時間削るしかないし、もうぼろぼろ。何とか乗り切ったー。
○ 正の循環
昨年終盤にナベ先生、梅木君と相次いでブログを開設して、その話題が仕事場で。
もともと作家になる人は、人に何かを伝えたいという気持ちがあるわけで、読んでくれる人がいると嬉しいと。
あとはこれが創作活動にプラスになってけば言うことなしなのです。
これからの時代、マスメディアの縮小とミドルメディアの拡大が起きるのではないかと思うのですが。
これを漫画に当てはめて考えると。
マスメディアは縮小すると思うけど、それは一律小さくなるとか、全部消えるとかではないわけで。今週のNHKのクローズアップ現代でワンピースが取り上げられていましたが、週刊少年ジャンプだったりワンピースだったりは、そのまま続くと思うんですよ。
いやむしろ、勝ち組として注目を集めお客さんを呼び、もっと大きくなるかもしれない。
でも、雑誌全体としてはどんどん売れなくなってきています。雑誌の力だけで漫画を売るのは厳しくなってきている。基本的にはミドルメディアの拡大の方に乗らないといけません。
そのために、ブログはプラスになるんじゃないだろか。
ツイッターでも何でも、作家自身が情報発信していて、作家の顔が見えている方が。
その作家を追ってくれるクラスターが出来やすいんじゃないだろか。
作品にはどこかしら、その人自身が反映されます。それをむしろ積極的に出して、そこを丸ごと応援してもらう。これからの作家とファンの関係は、そういう方面に進むんじゃないだろか。
そんなふうに考えています。
そういう視点で見ると。
ナベ先生のブログにつくコメントがとても暖かくて、ナベ先生も力をもらえてありがたいと言ってましたが。
作品の個性があって、そういうのを描く本人の人柄があって、そこから醸し出されるそういうのが好きな人たちがいてと、いい正の循環が出来てるなーと見てて思うのです。
そういう場を作る手伝いが出来てよかった。今度もっと見やすくする設定を手伝わないと。忙しくて後回しになってたのです。
○ 個性を打ち出せ
正の循環は僕も作りたいなーと思うのですが、僕の場合はそもそもまず最初の作品作りのところ。
自分の個性を使い切ってないと、仕事中ナベ先生と梅木君にひとしきり言われてました。
でも、使ってないと言われてるそこを作品の個性に昇華するのは難しいんじゃないか、と考えてたんですが。
最後の最後に閃いたのです。
そのアイディアは多分そのうち、ブログに反映されると思います。
ずーっと創作に関わっているわけですが、個性を出すというのもなかなか難しいものです。まず自分自身を見つめるのが難しい。そしてそれをいい形で作品に反映するのが、さらに難しい。
次の作品はちょっとそっち方面を強化しようと企画中です。
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