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2010/12/26

未来少年コナン#2 旅立ち

また間が空いてしまいました、徹底研究!未来少年コナンのシリーズ。

さて本日は第2話「旅立ち」です。

細かい所まで見ていて思うのですが、ホントによく動きますねー。しかも楽しい細かい動きが満載です。こういうところが魅力ですよね。

第一話で、連れ去られたラナを追って飛行艇に飛びついたコナン。そこからスタート。振り落とされそうになってもしがみつき、翼を壊していきます。

それに対するモンスリー、コナンを撃つのにためらいなし。ラナが飛びつかなかったら、コナンに当たってたかも。ホントに敵役です。

そしてパイロットとの一騎打ち。パイロットの撃った弾は外れ、コナンの銛は銃を弾き飛ばします。どんなもんだと胸を張るコナンですが、風圧でずるずるーっと流されて、翼から落ちそうに。

さてここで、コナンの特徴でもある動き、足の器用さと力強さが発揮されます。

翼の端を足の親指と人差し指で挟み込み、指力で必死にがんばる。しかしじわじわっと外れていって、とうとう吹き飛ばされ、海面へと落ちます。

本人は必死なんだけど、楽しさがある、こういう漫画的な面白い部分が素敵です。しかもそこにアニメならではの間の取り方、緩急がある。

そこが上手いアニメは、引き込まれて時間経過が早く感じます。この先のシーンもそう。

コナンの危機を見て戻って助けてとすがりつくラナに、モンスリーは「無駄よ。この高さから落ちたら助からないわ」と冷たい一言。どうなっちゃうのかと思っていると、島の海岸にコナンはたどり着きます。ほっと一息。

周りを飛ぶアジサシのテキィに「だめだった。ラナを取られちゃった」とコナン。すると、テキィはラナを追って飛んでいきます。見送るコナン。この間がコナンの心の内を現していますねー。

われに帰って、おじいの元へと駆けつけるコナン。しかしおじいは重傷です。死期を悟ったおじいは、コナンに昔の話をして、「島を出ろ。仲間を見つけ、仲間のために生きろ」と伝え、亡くなります。コナンに道筋を示したのです。

おじいを亡くしたコナン。岬へ走り、悲しみをそこらの岩にぶつけます。どんどん大きくなっていく岩が、コナンの悲しみの大きさを表現しています。

ただ泣き叫ぶだけじゃなくて、行動で現すところがいいですね。

さて場面変わって飛行艇ファルコ、バラクーダ号を見つけ、ダイス船長の登場です。

ダイス船長の舌先三寸。「これはこれはモンスリー女史。美人はいつも大歓迎です」→「へっ、何が美人だ。落っこって溺れちまえばよかったのに」

そこからへつらいといやみの応酬です。よく結婚するな、この二人(笑)。

二人の会話と、アジサシとラナの会話にラオ博士の名前が登場。伏線。

ラナがコナンについて語ったところで場面変わって島へ。墓標を作るコナン。「おじい、僕はラナを探しに行くよ。ラナを取り戻して、仲間を見つけて、きっとこの島に帰ってくるからね」おじいの最後の言葉を受けて、この物語のテーマが定まります。

さてそこから船作り。ここでの動きのアイディアに注目。

丸いタンクにはしがみつけず海に落ち、魚をかじりながら足で設計図を描き、足で鼻をほじり、足を使って紐を通し(足がホントによく動きますね)、喜び飛び跳ねて甲板をぶち抜き、帆を張ったら風にあおられて陸上で走り出し……。

こういう細かい動きが面白さの元です。

そして夜。吹きすさぶ風、もう誰もいないおじいの寝床。オールを削るコナンがふと顔を上げると、机におじいの姿。何も言わず、表情も変えず、鼻をこすったコナンはオール削りに戻ります。悲しみを乗り越えたコナン。

そして朝、お墓の前でじゃあねと一言。ちょっと歩いて振り返り、さようならと叫ぶと走り出し、いかだを押して飛び乗ります。いかだは斜面を走り降りて、岬から飛び出して着水。朝日を背に海へ漕ぎ出します。

普通に砂浜から漕ぎ出した方がいかだが壊れる心配がなくていいわけですが、そこは悲しみを乗り越え旅立つコナンを象徴させる演出なのです。

このBパートの10分少々で、悲しみのどん底から未来へ向けて漕ぎ出していく。それを見事に描き切った素晴らしい演出だと思います。

さて次回は将来の仲間たちに出会う回。また名演出ですねー。

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