まんがあれこれ サンデー3000号とゲゲゲの女房
金曜日に漫画家さんとの飲みに出かけました。仕事中だったのですが、「みんなの近況聞いてきて」とナベ先生に送り出されたのです。
いろんな話を聞きました。漫画の世界も動いております。
ケータイコミックの話なんかは、僕には未知の世界なので、とても興味深く。
ケータイコミックだったり電子書籍だったり、そういうのを含めたこれからの時代の仕事の仕方というのがあるのだと思います。
いろいろ情報仕入れていくうち、だんだんイメージできてきたので、その方向で行こうと思っているところなのです。いろいろやるよー。
しかしその前に、飲みに行った分、仕事が忙しい(^^;;)
とりあえずまず、お知らせを含めてこちらから。
○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第45楽章 運命の星交響曲Ⅴ (渡辺道明ヤングガンガン)
ロベルトにシェルの必殺技「交響曲運命」が決まりました。
シェルの身体が人形で、そのためスフォルツェンドで教えている魔法が使えず、精霊武闘を使うことになる。その精霊武闘に魔曲の力が加わってパワーアップ。
そんなアイディアを話し合っていたのは、確か仕事明けの温泉で。千ヶ滝温泉の露天風呂だったと思う。
あれはいつごろだっけ。あそこからここまで、長かったなあ。
いろいろと紆余曲折があったのですよ。
五巻の予約が始まったようです。今回はそのおまけ漫画の仕事もありました。
紆余曲折でいうと、昨日の記事でちらりと触れたように、話の展開が当初予定と変わったため、使えなかったネタがあり。
それがおまけ漫画に生かされました。8/25発売です。
○ サンデー3000号とゲゲゲの女房
漫画の内容の感想ではないのですが。今週一番感じ入ったのはこれ。週刊少年サンデーが、3000号だそうです。
3000……すごい数字だ。
この間50周年で、いろいろ企画をしてましたね。創刊が同じだから、マガジンも3000号なのかなーと思ったら、裏表紙のところに通巻3099号とある。この99号の差はなんだろう? 増刊号?
NHKのドラマ、ゲゲゲの女房が、サンデー、マガジンが創刊した頃の話なんですよね。今週は水木先生が少年ランド(週刊少年マガジン)に載るようになってそして、という話でした。
手塚先生は「漫画は子供のおやつ」と言っていたのですが、そこで「漫画はもう、子供のおやつじゃないんだ!」と、編集部もかなり熱く。
実際この頃から、少年漫画は取り扱う作品の幅を広げて、どんどん読者層を広げ、隆盛を誇るようになるのです。
ゲゲゲの女房は、このように漫画雑誌やTVによって、子供の娯楽が変わっていく様子を描いているわけですけど。
あの頃から50年経って、今度はネットによって漫画のあり方が揺さぶられていて。
サンデーもマガジンも部数落としてるんですよね。
ということで、冒頭の話に戻るのです。水木先生が、紙芝居、貸本漫画、雑誌連載と仕事を変えていったように、きっとこれからの仕事の仕方があるんだろうなと。
歴史の中に生きてるんだよなあと、感慨深いです。
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