GOSICK Ⅴ ベルゼブブの頭蓋
仕事が来て大忙しなのです。お盆進行なんだけど、遅れ気味……。
でも今週来週を乗り切ると、好きな事出来る週間に。ごろごろ読書もしたいー。
○ GOSICK Ⅴ ベルゼブブの頭蓋 (桜庭一樹 富士見ミステリー文庫)
夏休み最後の日。ヴィクトリカを探す一弥。学園の庭園にも、いつもの図書館てっぺんの植物園にもいない。迷路花壇の奥の家に行ってみると、そこに泣きはらしたセシル先生。遠くの修道院に連れて行かれたという。
しばらくして一弥は、ヴィクトリカの兄のブロワ警部から、ヴィクトリカがすっかり弱ってしまっていると聞く。迎えに行かなくては! 一弥は列車に飛び乗った。行き先は「ベルゼブブの頭蓋」。リトアニアにある怪しげな修道院……。
ずっと伏線として張られていた、ヴィクトリカの素性が前面に出てくる巻です。
見た目はきれいですが、口はめっぽう悪く、頭はいいのですが、人の気持ちを慮ることをしないヴィクトリカ。友達として付き合うには困った子です。でも時折可愛らしいところを見せていました。
そんな強くもあり弱くもあるヴィクトリカでしたが、素性がはっきりすると、ぐぐーっと弱い方に針が振れます。大人の都合で運命に翻弄される、かわいそうなヴィクトリカ。守ってあげなくてはいけません。
そこで立ち上がるのが男の子の役目です。一弥の出番です。囚われの姫を救う少年。考えてみれば王道の構図なんだけど、だから好き。
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