輪環の魔導師 2 旅の終わりの森
仕事明け、鯛焼きとお茶とごろごろ読書。
幸せ(^^)
○ 輪環の魔導師 2 旅の終わりの森 (渡瀬草一郎 電撃文庫)
黒猫姿の魔導師アルカインと幼馴染のフィノと共に、ミストハウンドを旅立ったセロ。アルカインの仲間の魔導師たちと合流すべく、辺境の都市ロンバルドを訪れた。
宿をとった後、町の散策に出たセロは、木陰にたたずむ幼い少女と出会う。その少女は「向こうの森にいるの。助けて」と告げ、かき消すように消えた。人を惑わす精霊だとみんなは言うのだが……。
セロが身体の中に持つ魔導具「還流の輪環」。全ての魔導具の力を自分の身体の中でぐるりと還流させて、魔導具そのものを破壊する。
その力でみんなを助けられることが、この巻ではっきり見えてきました。主人公らしい、いい力です。
助けなきゃいけない人の種もまかれていて、次巻が楽しみ。
楽しみといえば。
フィノは、貴族だけれどそんな身分の違いを気にすることなくセロに接する、二歳年上の幼馴染。小さい頃から仲が良かったけれど、最近ではセロをからかって楽しむちょっといけないお姉さん。
という最初の設定だったのですが。
一巻途中から、セロへの激しい執着が見えるようになり、二巻ではすっかりヤンデレ風味に。アルカインもおののくほど。
セロへのアピールも激しくて、セロがその気になればもうすっかりお召し上がりになれる状態です。
これには何か過去に原因があるみたいなのですが、まだ明かされていません。
そこへライバル(?)が登場、セロを取り合う形になってこの巻は終わっています。こちらはどうなるのか、これも楽しみ。
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