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2010/05/24

NOAH4/13,14 グローバル・リーグ戦'10その2

ずいぶん遅れています、グローバル・リーグ戦'10の感想(^^;;)

大阪府立体育会館第二競技場、二連戦でございます。

まずは4/13。

第七試合、佐々木vs佐野。二人とも元新日本プロレスの選手で年も近いのに、海外武者修行等であまり戦っておらず、実はシングル初対戦。

こういう隠れたカードが実現するのが、リーグ戦の面白さですね。試合は最近の勢いもあって、佐野さんが場外フットスタンプなどで追い込みますが。

肝心のフィニッシュ、顔面ソバットが警戒されていてガードされ威力減。そこから逆転負け。あれだけ猛威を振るったら、みんな警戒してくるよなあ。

メインイベント、川田vs丸藤。世代闘争って、僕はほんとはどっちでもいいのです。見出しにはしやすいかもしれないけど。

見たいのは、抜いてやると本気になった人と、抜かせるもんかと本気になった人の、熱のある戦いです。そういう点で、NOAHではそういう試合があまり組まれてこなかったけど、リーグ戦になると当然そういうカードが。

川田さんはNOAHの人じゃないけれど、ある意味同門の先輩で。お互い負けないぞという意地が、技を普通に受けない瞬間に見えたような気がして、面白かったです。

結果川田さん勝利だけれど、本人のコメントにもあったように紙一重。

4/14。

第五試合、斉藤vs高山。序盤のローキック合戦。斉藤さんが二回蹴り倒す。

斉藤さんのローはかなり重い模様。そこから左足に集中攻撃。ほぼ゜一方的で、勝利は目前化と思いきや。

ランニングのニーからエベレストジャーマンで、帝王大逆転。一撃必殺のほんとの必殺技です。すごい。

第六試合、佐野vs秋山。佐野さん猛攻。ソバットとフットスタンプでぐいぐい追い込む。

しかしやっぱり、顔面ソバットは警戒されていて空振り。そこから秋山さんが大逆転。

このシリーズの秋山さんは、必死にむき出しの自分で闘っていて、それがファンの心を打ちます。ここのお客さんはそういうの大好きだし、無論、僕も大好きです。

秋山さんは小橋さんを見て、自分はベビーフェイスにはなれないなと悟り、馬場さんの教えを守らずシビアなスタイルになったんだけど。今最高のベビーフェイス。がんばれ!

メインイベント、GHCタッグ選手権、王者力皇&ヨネvs挑戦者バイソン&キース。

序盤から飛ばしていた挑戦者チームだったけど、途中キースさんが捕まって虫の息。パワー系の外国人選手がスタミナ不足で最後負けちゃうのはよく見るので、ああ、そういう展開なのかなーと思ったら。

そこからもう一度盛り返して、最後雪崩式バイソンテニエルで力さんを仕留め、王座奪取。

調印式でコメントを出していた時、訳された日本語では「家族が体調不良」とマイルドに訳されていたけれど、キースさんははっきりと「cancer」と言っていた。そういう気持ちの後押しがあったんだろうなー。

かたや、陥落してしまった元王者チームですが。最近苦難が続きます。

作らなくていいんだ、もっとむき出しで闘えば。今後に期待です。

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