葉桜が来た夏 4 ノクターン
仕事押してます。
仕上げまであと少し。
○ 葉桜が来た夏 4 ノクターン (夏海公司 電撃文庫)
ラパーチェ事件の責任を問われ、評議員候補の資格を剥奪された葉桜。さらに要注意人物として監察を受けることになる。
そんな折、学の父、南方大使が事故で死亡。それは政府内に巣食う反アポストリ派の仕業だった。それを見越した父の遺書を受け取った学。しかし、今動けば、監察中の葉桜はさらに罪を問われ、「十字架」最奥部へ永久拘禁されるかも知れず……。
前巻で、能力的にはすごいけど、精神的には普通の女の子で、弱い部分もあるんだと書かれた葉桜。
対する学は、頭は切れるけど普通の人間。けれど。
父の死で一度どん底へ落ち込むけど、そこから父の遺志を受けて立ち上がり、精神的に強い所を見せます。
どうにもならない逆境でも、あえて不安を封じ込め、強い言葉を口にすることが出来る。
そんな彼に手を差し伸べられて、「――はい、わが主」と葉桜が答えるところは、この物語全体でも、クライマックスなのではないでしょうか。
それまでも、葉桜が学に好意を持っているのは、やきもちやいてたりして明らかだったのですが、もう一段人間関係深まったというか、立ち位置ががっちりはまったというか。
そして物語は風雲急を告げ、次巻へ続く。盛り上がっています。どうなるのでしょう。
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