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2010/04/18

陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼

仕事明け、へろへろ状態のオフ。ごろごろ読書でもしようかな。現在読み進めているのは渡瀬先生の「輪環の魔導師」。

こちらは先月読みました。

○ 陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 (渡瀬草一郎 メディアワークス文庫)

陰陽寮に勤める賀茂光榮(かも・みつよし)は粗雑な言動と薄汚れた風体の問題児だったが、その術の腕前は、寮でも一目置かれていた。

左大臣藤原実頼(ふじわら・さねより)の屋敷から呪符が見つかり、内々に守護しろとの命を受けた光榮は、夜回りの最中一人の娘と出会う。浅黒い肌をし、一見して異国の血が混じると分かるその娘の名は藤乃(ふじの)。実頼の隠し子だと言い……。

電撃文庫で5巻まで出ているシリーズが、メディアワークス文庫に。変わらず安定して面白い。

鬼と化すのは生前未練や恨みがあって。そこで、自然と登場人物の内面に入っていくのですが、その描写がしっかりたっぷりなのが好みなのです。

というわけで堪能して満足して読み終えたのですが。気になることが。

このシリーズは今まで、光榮の同い年の叔父、慶滋保胤(よししげ・やすたね)が主人公。その家に、小さい頃に知り合った伯家のお嬢様、時継(ときつぐ)が押しかけてきています。

わけありで男名をつけられ、世間を知らずに育てられていた時継。子供の作り方も知りません。でも艶やかで美しく、それでいて保胤にぞっこん。もう保胤はたじたじです。

各巻の話にまぎれるように二人のエピソードが挟まれていて、まあなかなか進展しないんだけれどこの先いったいどうなるのか、すごい気になっていたのです。

が。今回保胤は通行人程度に最後チラッと出てきただけ。時継にいたっては出番なしです。

うーむ。もしかして、文庫が移ったから、今までの流れは置いといて、仕切り直しなのかな。それで主人公も違うのだろうか。

今後どうなるのか、とても気になります。あっちも続けてー!

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