パラサイトムーン Ⅵ 迷宮の迷子達
前日寝る前に本読んで夜更かし。いや、明るくなるまで読んでたから、正確には……何と言うのかな?
まあとにかく、予定外に遅く寝て遅く起きて、さらに絵を描くのにも思ったよりも手間取って、今終わってるはずのネームが終わっておらずあわてているわけです(^^;;)
ちなみに読んでいたのは「輪環の魔導師」。「パラサイトムーン」既刊分を読み終えたので、渡瀬先生の別のシリーズ物を読み始めました。
○ パラサイトムーン Ⅵ 迷宮の迷子達 (渡瀬草一郎 電撃文庫)
由姫の身体を乗っ取った甲院薫は、欧州のキャラバン最大派閥、カーマインの元に逃れた。真砂たちはそれを追い、カーマインの居城に忍び込む。
カーマインの元には甲院だけではなく、壊滅させられたアメリカの異能集団、ガムナ教団の残党も身を寄せていた。司祭のシューウェンは何か、由姫のアラクナの異能で企んでいることがあるようで……。
真砂を主人公にした三巻のシリーズが決着。
神群移植実験という、過酷な運命を生き延びた子供たちが交わした約束。「誰かが危なくなったら、それを助けられる誰かが助ける」
ばらばらに引き取られ別々に育っていっても、その約束をみな忘れておらず、次々と集まってきて、力を合わせる。とても燃える展開でした。
ラストシーンもとてもよかった。最後きれいに終わって余韻のいい物語は、読み切った充実感に、それでいてまだ読んでいたいような別れが寂しいような、なんとも言えない気分になりますね。
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