漫画雑誌をチェックするのは、仕事上の研究でもあるのです。
この内容に対してお客さんの反応はどうなのか、そういう観察を繰り返して、自分の中に客観的な判断基準を作りたいわけで。
こういうふうに描いてたらこれぐらい、という読みがぴたりと当たっていれば安心。
そういう点で最近気になる動向がいくつかあり。
例えばジャンプの売れ方がすごいこととか。月曜の昼、12時頃にコンビニに行ったら、もう売り切れ寸前だった。
最近のワンピースの盛り上がりと、HUNTER×HUNTERのおかげ?
この熱狂を生み出しているのは、どこなのだろう?
このコマのこの表現がとか、こことここのつながり具合がとか、細かい所で具体的に把握できると自分にプラスにできます。
他の雑誌でも、ちょっと今までと反応の傾向が変わってきているのではないか、と感じさせるものがあり。
漫画の内容だけではなく、環境の変化、読者層が変わったのかなとか、世相の影響だろうかとか。
判断のものさしを更新しないと。実感と客観がきちんとそろうようにしないといけません。
さて、お楽しみで読んでいる漫画の感想はこちら。
「具体的に」というフレーズが出たので、細かい所を具体的に。
○ ダイヤのA 第183話 執念 (寺嶋裕二 週刊少年マガジン)
インコース詰まらせてセカンドゴロ。ここで突っ込んでショーバウンドで処理するか、待って安全策か。一瞬の判断。
リアルな臨場感を生み出し、盛り上げます。こういうところが好き。
最新20巻が3/17発売。
○ ARAGO 第10話 第2の事件 (新井隆広 週刊少年サンデー)
先週、新井先生の絵が生き生きしていて好き、と書きました。
プロフェッショナルな絵の上手さって、細かい絵に出ると思うのです。得意な表情や角度で描かれた決め絵じゃなくて。
ささっと描いた時、いい絵が描けるかどうか。
アラゴと言い争いしてふくれているリオの表情とか。型にはまってないいい絵です。生き生き。
第1巻が3/18発売。
○ 最強!都立あおい坂高校野球部 第244球 笑えキタロー!! (田中モトユキ 週刊少年サンデー)
こちらも、細かい絵の上手さ。一コマ目のバッティングフォーム。後ろから描く難しい角度。力の入り具合、抜け具合。上手い。
見開き。「さあ笑おうぜ!!」「ピンチにスマイル!!」「勝利をゲットだぜ!!」
連載当初からのキーフレーズ。佳境に入った一番の山場で出てくると、とても盛り上がります。
しかし笑っているのはバッターボックスに入る相手の四番。ぎりぎりの勝負を楽しめるハートの強さは相手が上なのか。さあどうなる。
第24巻が3/18発売。
○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第38楽章 妖精たちの前夜祭 Ⅰ (渡辺道明 ヤングガンガン)
妖精の大軍にひいこら言ってた僕にナベ先生。
「化け物描くの好きだねえ」
あなたが描けと指示したんですよ?(笑)
先々こうするっていうストーリー自体の展開は聞いているんだけど、それにギャグが混じって想像していなかった展開になっているのは、いつものこと。まさか海亀フルートにトーンを貼る日がまた来るとは。
ハーメル、フルートがずっと出ていて、なんかタイムスリップしたような気がしながら手伝っておりました。
ちなみに例のごとく細かい所直されてた。だから自分は駄目なんだ。orzがっかり
4巻が3/25に発売です。おまけ漫画は結構たっぷりです。
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