パラサイトムーン Ⅱ 鼠達の狂宴
忙し中ー。
移動中にこのシリーズ最新刊まで読了。面白かった!
○ パラサイトムーン Ⅱ 鼠達の狂宴 (渡瀬草一郎 電撃文庫)
水本美春は国内大手製薬会社の真名井製薬に勤める研究員。しかしそれは表向きで、実際に研究しているのは、異形の神々「迷宮神群」。その力を利用し、父の敵をとろうとした美春だが、計画が発覚して殺害される。
「迷宮神群」を狩ることをもくろむ一派は、美春が隠してしまった神群、黄昏の墓守レブルバハトをおびき出すため、美春の妹、冬華を狙う。しかし冬華は、姉の遺志を受けたレブルバハトの力が守護していて……。
シリーズ物なので主人公は同じだろうと無意識に思い込んでいたら、違ってたのでまずびっくり。
しかも最初に出てきたお姉ちゃんが主人公ではなく、すぐ死んじゃうのでさらに戸惑い。
でも話が進みだしてからは、すんなり読めました。
前回で出てきた人たちも登場して、それを別の角度から書いた感じ。なるほどこういう全体図。設定は前回から出ていて、結構大きいのは分かっていましたが、それに実感がわいてきました。
このまま進むと、さてどういうオチに。楽しみです。
渡瀬先生の小説で今のところ読んだ分で言うと、「空ノ鐘の響く惑星で」は主人公中心でしたが、「陰陽ノ京」と「パラサイトムーン」は群像劇な感じ。主人公大活躍というふうではなく。
漫画、小説、ドラマのうち、漫画が一番群像劇を描くときのハードルが高いような気がするのですが、それはなぜだろう? 一番進みが遅いから?
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