今週の雑感記 電子書籍は打ち切り漫画家の夢を救うか
本日はまず、先週に引き続きこちらのお知らせから。
○ コミティア91
コミティア91に参加します。2/14日曜日am11:00~pm3:30、有明・東京ビッグサイト東4ホール、「と28b 雲形発着場」です。
告知するから絵があったらちょうだいと梅木君に言ったら、これから描くところと言ってました。さあ、当日に間に合うのか(笑)。
○ 電子書籍は打ち切り漫画家の夢を救うか
仕事中考え事していて閃いたフレーズ、「電子書籍は打ち切り漫画家の夢を救うか」。なんかどこかで聞いた語呂と思ったら、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」だった。映画より小説の方がオチがよくて好き。10/2/6
電子書籍が来たら出版はどう変わるのかなー、とよく考えるのですが。
僕が期待していることの一つが、「打ち切り漫画を救ってくれること」なのです。
漫画って、物価上昇率に全然追いついてないと思うんですよ。薄利多売。なので「10万部売らないと」みたいな話にもなってくるわけですけど。
そうして打ち切られちゃった漫画の中には、質的には問題なくて、もうちょっと続けたらおもしろくなりそうなのにとか、確かに読む人選ぶけど自分は好きだったのにとか、そういうもったいない作品があり。
電子書籍で自主出版してぼろもうけっていうのは、甘い夢じゃないかなーと思うんだけど。
漫画家の中には「まずご飯が食べられないと困るけど、そこをクリアしたら、次は好きな物を描く事にこだわりたい」という人が、周りを見渡しても結構いて。
つまり、何万部か出てるけど惜しくも打ち切られちゃった漫画があった時、作家がそういうタイプの人だったら、電子書籍自主出版でご飯が食べられるようにならないかな、という希望なのです。
例えば3000人の人が月に100円払ってくれたら、作家一人なら十分ご飯食べられる。作家は自分のこだわりを捨てなくていい。続きを読みたかった読者も万々歳。
値段の相場がどうなるかとか、まだまだ分からないですけど、そういう未来が来てほしいですねー。
まあ、ご飯食べられるところまで行かなくても、描く場所ができるだけでもうれしくて。
僕も仕事の合間に、そっち方面もこつこつ進めようと思っています。
ナベ先生は、ゲスト出演させたら火がついたらしくて、「カスタード君を描きたい」と言っています。同人誌活動するのは移動とかスケジュールとかでちょっと大変なので、「電子書籍がはやるといいのに」が最近の口癖。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」はSF映画「ブレードランナー」の原作。ブレードランナーは近未来世界の描写をがらりと変えた、SF映画の金字塔です。
ただ、話としては小説の方が好き。ラストシーンに、人間の隠れた優しさ、情の部分が現れていて、あれがタイトルに対する答えになっていると思います(^^)/
○ スキー騒動
仕事場到着。駅降りたら氷点下&地吹雪。夜遭難しそう(笑)。10/2/6
おはようございます。すごい雪です。別棟の仕事部屋まで雪かきが必要。すばらしい粉雪なので、スキーには最適。仕事後楽しみ。10/2/7
おはようございます。仕事場の軒から下がるツララが、順調に成長中。10/2/8
おはようございます。来た時には極寒だったのに、今日はぽかぽか。10/2/9
仕事場から帰還ー。ぽかぽか陽気にスキーは断念。でも温泉にはいい日和だった。10/2/9
仕事明けにスキーしようよとのナベ先生のお誘いに、でっかいスキー用のかばんにスキーウェアと仕事道具を詰め込んで、、仕事場に向かったのですが。
着いた日は氷点下だったのに、終わった日は20℃あった……。何この異常気象。
道具の分、かばんに入らなかったので、スキーウェアの上着は着ていったのですが、駅を降りた時はそれでも寒く、帰りはこの陽気にあんなの着込んで馬鹿じゃないのという状態でしたよ(+_+)
「これからは温暖化でスキーシーズンにこういう事が頻発するかもしれない。こうなったら、一日余裕見て日程を組んで、仕事明けではなく、仕事中の一番雪質のよさそうな日にスキーに行くしかないのか」と、温泉につかりながら二人で言ってました。スキー後に仕事する気になるのかが問題(笑)。
帰ってきたらまた寒くなったから、前後どっちかにずれてたらよかったのになあ。
○ 仕上げ中とその次
批評を生かせるかどうかは、まずそれは生かせる批評なのかの見極めが鍵。全部単純に取り入れたら、統一感や整合性がなくなってがたがたに。ぴんと来たやつを選んで取り入れる。10/2/11
次にいかに最小限の直しに抑えるか。良い所を消して入れ替えてしまったら、横滑りするだけで良くはならない。10/2/11
桃太郎が二月末締め切りで最終段階。人に読んでもらって感想を聞き、最後の直しを入れているところ。来週からまた仕事で忙しいから、この週末で終わらせないと。
そんな時に自分に言い聞かせている言葉がこちらです。不安になって大きく変えると、大体ろくな事にならない。
最初に、これはおもしろい! というひらめきがあったはずで、それは絶対に守らなきゃいけないし、それに合わせて全体を構築しないといけない。じゃないと骨のない、形だけのものになってしまう。そんなのがおもしろいわけない。
最小限の修正で最大の効果を、となると、ほんとに頭使うから疲れるんですけど。がんばれ、もう少し。
売れる話というのは要するに、いかに期待をあおって、予想を超えるか、その二点に尽きると思われる。10/2/11
ツイッターだと文字数制限があって短い文章になるから、ちょっとえげつなくなりますが。
来月からは次の企画に取り組まなければいけないので、それについて考えていたのです。
土壇場の大直しはしないのが、体験から来る自分の流儀なんですけど。それには一つ反省もあって。
打ち合わせの時に大直しを要求されることがあっても、がらっと改善される気がしなかったらそれは聞かずに、ネームがボツになるということが今まで結構あり。
周りの人が、大直し要求を聞いた結果むしろネームの完成度が下がって、やっぱり結果出ないというのも見ているので、大直しはよくないというのは変わらないんですが。
そもそも大直しを要求されるような物を作っちゃいけないのだよなと。
そこで、大直しはどういう時に発生しやすいかと思い返してみると。
とにかくなんか描いてきてと言われて描き始め、なんとなーくずるずる打ち合わせていた時に多いなと。要は最初のボタンを掛け違えている。
で今度は、そのボタンの掛け違いはどこから来るかと考えてみると。
前述にもありますが「十万部売らないと」というプレッシャーが編集さんにはあって、でも漫画家はおもしろく描ければいいと思っているところからじゃないかなと。
売ることに対する要求の違い。そのための仕掛けとか、確信とかが編集さんはほしいんだけれど、漫画家は「おもしろければそのうち売れるだろう」と、ちょっとのんきに構えている。
あんまりクリエイターが売る売ると言ってると、お客さんはうれしくないかなと思うし、僕もそういうこと言ってると心がすさんでくるので、今までは力尽くで通すことばかり考えていましたが。
幸いなことに小部数出版が電子書籍によって可能性が出てきているので。
その辺割り切って考えられるようになってきました。バカ当たりはしなさそうだけど好きだし描きたいというアイディアは、そっち用に取っといて。
最初からちゃんとボタンを掛けることを考えようと。
今回はネーム企画だからその分要求も高いはずだし、たくさんネタ出しして、その中で一番商業誌連載に向いてそうなやつを提出しようともくろんでいるのです。
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