葉桜が来た夏
仕事中ー。
遊んでる時間がなくなってくると、ちびちび読書が唯一のお楽しみ。
○ 葉桜が来た夏 (夏海浩司 電撃文庫)
200X年、アポストリという異星人の乗った十字架形の宇宙船が日本に飛来。圧倒的な身体能力と科学力で、自衛隊を圧倒する。人類側は苦戦するも、銀が相手の弱点と突き止め、休戦に持ち込む。休戦の条件は、アポストリが科学技術を提供する代わりに、琵琶湖ほとりの彦根市を囲い込み、共存地区とするというもの。
19年後、その彦根居留区に住む主人公、南方学(みなみかた・まなぶ)。彼はアポストリを憎んでいた。幼い日、片腕のアポストリに母と妹を殺されたからだ。そんな彼の元にアポストリ評議会議長の姪、葉桜(はざくら)が一緒に住むと押しかけてきて……。
これは完全に好みの問題なのですが、僕はとんがったタイプのキャラクターが苦手です。感情移入しづらいので。
という事で、作品冒頭、不良に絡まれている顔見知りを、弱い奴が悪いんだとばっさり見捨てようとする主人公に全然入りこむことができず、困ってたんですが。
葉桜の真面目で一途な様子にほだされて、読み進められました。学も後で丸くなるし。
出だし苦戦したけど、読後感はよく。結局二回読みました(^^)/
とんがったタイプのキャラクター苦手と書きましたが。
学のタイプはけっこう見かけます。
そして作り手の視点で見ると、こういう話ではこのタイプは使い勝手がよい。
読むのも苦手なら描くのも苦手なんだけど、何とか上手いこと潜り抜けて使えるようにならないかなあと思いつつ、2回目読んでたのでした。
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