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2010/01/03

陰陽ノ京

昨年最後の感想文は「空ノ鐘の響く惑星で 外伝」。

今年最初の感想文は、同じく渡瀬先生の本。こちらはデビュー作。

○ 陰陽ノ京 (渡瀬草一郎 電撃文庫)

時は平安、京の都。慶滋保胤(よししげ・やすたね)は陰陽道の道士。宮廷陰陽師の名門に生まれながら、文章生となった変り種だった。

ある日保胤は師匠の安倍清明(あべ・せいめい)より依頼され、都の郊外に住みついた外法師の素性を調べに赴く。外法師、弓削鷹晃(ゆげ・たかあきら)は誠実に見え、当人に問題はないように思えたが、彼を追う者達が迫っていて……。

おんみょうのみやこ、と読みます。陰陽師の話。

「空ノ鐘の響く惑星で」全12巻+外伝がとても面白かったので、渡瀬先生の本をさかのぼってみることにしました。

舞台は違うし文体も違うし、雰囲気全然違うんですが。

底に流れるキャラクターの取り扱い方に、同じものを感じます。キャラに優しい。そこが一番好きなのかも。

メディアワークスではこのたびメディアワークス文庫というのを出したそうで。そちらは表紙が漫画絵じゃないというコンセプトの様子。

最初のラインナップの作家さんにも何人か読んだことのある人がいて、渡瀬先生もその一人。さらには電撃大賞から、電撃文庫向けとメディアワークス文庫向けと振り分けるという話。

どうやらライトノベルのイメージは固まったみたい。そこから外れちゃった物は、違う売り方をしたいみたいです。

でもどちらかというとその辺が好みなので、新レーベル歓迎。そういうのがたくさん出てほしい。「図書館戦争」が文庫化する時はここなのかな?

渡瀬先生のは「陰陽の京」のシリーズで、こちらも楽しみ。

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