王国神話 第二夜 約束は夢にとけて
本日の本は、だいぶ前に読んだ本の続編。
そして読後、タイミングのよさにちょっと感じるものが。
○ 王国神話 第二夜 約束は夢にとけて (明日香々一 富士見ファンタジア文庫)
元女神のオルフィナは、シスルーン国の王子ディオンと共に暮らすため、二人の間に生まれた三人の子供達を神の座を継ぐ者として異世界に帰した。当初の取り決めでは、空神、海神、大地神となった三人の子供とは、二度と会うことはなく、お互い干渉することはないはずだった。
しかし三人の子供達は母の気配をたどってシスルーンを見つけ、自分達の後に生まれた兄弟達とこっそり仲良くなっていた。秘密の逢瀬が世界に影響を及ぼすことになるとは知らずに……。
弟は彼女を姉とは知らず、姉の女神は人の兄弟は結婚できないとは知らず。知らないままに想いを積み重ねた幼い二人の禁断の初恋。
前作はベタベタ甘々のラブストーリーでしたが、こちらは悲恋。でも後味よくまとめています。
この二作で著作が止まっていたので、続かなかったのかなあと思っていたら、読み終えた頃、ちょうど新作が出た。空白の5年に、かってに感情移入してしまうのでした。
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