まんがあれこれ のだめカンタービレ 23
久々のまんがあれこれ。漫画は読んでたんだけど、記事にまとめるひまなくて。
そして今日もイラスト仕事の途中なので、一つだけ。リアル9巻とどっちを書こうか悩んだ結果、こちらから。
○ のだめカンタービレ 23 (二ノ宮知子 講談社)
最終巻。
終わり方が難しいなと思ってたのです。何かを達成して終わり、にするには天才過ぎる。実際初コンサートで大喝采浴びちゃったし。
恋愛物としても特に障害はないから、盛り上がらないし。
そこで、のだめが音楽家としてやっていけるのだろうかという問題。子供の時にスパルタ教室でトラウマを作ってしまったのだめ。すごい才能があっても、夢は幼稚園の先生。
千秋を追っかけてヨーロッパまで来ちゃったけど、音楽と向き合う覚悟はできてない。
それを1巻かけてきっちり描いた。音楽が好きだという気持ち。音楽を突き詰めていくと、素晴らしい瞬間と出会えるのだという事。
プロになるってそういうことですよね。まず好きだというのがあって。それを追っかけていくと、数々の困難があるんだけど、そこを越えた先に得がたい瞬間があるからがんばって。ずっとそれを繰り返していく。そういう覚悟を決める。
こうしてみるとこの作品は、これからたぶんどんどん駆け上がっていく、ある天才音楽家が誕生するまでの物語だったわけで。
描くべきことを描き切った、いい終わり方でした。
さて気になる他の人たちの行く末は、外伝で描かれるんでしょうか? 楽しみ。
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